思い当たるところが多い本だ 「世間教と日本人の深層意識」
どちらかと言えば、その例の多さが売りで
深刻な文化的とか心理的な考察ではない
そのためにスラスラ読める
知人の家には「見てござる」との書が壁にかかっているが
見てるのは、お天道様ではなくて世間というのが
この本の言わんとするところ
でも、わかりやすい本というのはどこか物足りない
ブルデューの「ディスタンクシオン」とか
ハンナ・アーレントの「全体主義の起源」の難解さは
読んでるときの濃密な時間経過が捨てがたい
そういえば、今年は蚊取り線香を炊いていない
蚊が気になったのは稲荷様の拝殿の雨漏りのかき出しの際
短パンと半袖のむき出しのところに防虫剤をかけたくらいで
家では蚊にお目にかかったことはない
流石に今どきの蚊取り線香は電子式で
カセットを変えて使用するが
昔ながらの渦巻のものはここ数年使っていない
そういえばゴキブリも夏の初めに見ただけで
これもゴキブリ団子を置いてから見かけていない
これらは良いことなんだが
今年の夏は本当に変な気候で気持ちがスッキリすることはなかった
昔、ものすごく暑い夏のとき、ボウフラが生息する水たまりも干上がって
蚊の発生が抑えられたことがあった
今年は雨が多くてそんなことはないはずだったが、我が家に関しては
風物詩には出合わなかった
また台風の前の蒸し暑い日が続く
早く秋の気候になってほしい
ホント、年々夏が嫌いになっていく