パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

めでたい報道の絶対量の影で、肝心な問題の関心が薄れそう?

2024年03月01日 09時07分22秒 | あれこれ考えること

朝から大谷さんの結婚の話題でテレビは盛り上がっている
明るい話題だし、いかにも人の興味を引く話題なので
テレビという商業的なツールとしては致し方ないかもしれない

でもなあ、、
分別くさくなるつもりはないが、異様とも思える騒ぎ方は
少し怖さを覚えてしまう
これからは普通の日本人とされる女性の素性がいろんなところで
調べられ、いつかは報道されると思われる

みなさん(記者さん)がうるさいから!
と記者会見で結婚を発表した大谷さんは一枚上手と感じられるが
いつの日か探りに探って否定的な報道をしかねないのが
人の心のいやらしさだったり、関心事だったりする

この圧倒的な報道の量で吹っ飛んで吹っ飛んでしまった印象を覚えるのが
政治倫理審査会のニュースだ
そもそも民放は悲劇的な災害を伝えた後、お笑い番組を流すこともあり
その落差は馬鹿にならないほどだが、人はこうしたものに対する向かい方を
訓練したほうが良いかもしれない

今回の場合は意図的に争点ずらしをしたとは思えないが
結果的に「パンとサーカス」的な効果で社会的な課題をぼかすきっかけ
になっているのではないか

人は残念ながら自分の理解できる関心事や範囲内で物事を理解したいと思うようだ
難しい問題とか理屈とか長々しい経過等は省略して、シンプルに誰かが悪い!
と決めつけたがる
そしてそのシンプルな決めつけは、負の感情を揺さぶるためにある程度の説得力を持つ

この感情を煽る決めつけで商売をしようとしている人たち
が存在するのも悲しい現実の世界だ
月刊HANADAやWILLはその類の典型のように思えてしまう

それは社会の分断という類のものではなくて
あえて逆張りの戦術をとる商業的な意図しかないようにも思える
そしていつも思うのは、この2つの雑誌は新聞広告を掲載できるほど
儲かっているのか?という点だ
東京では電車のつり広告もされているようだが、地方の書店では
この雑誌は売れに売れているという印象は全く無い

例のごとく話がズレてきてしまったが、おめでたい話だが
あまりにもそればかりでは少し怖さを感じてしまうということ
それはそれ!で肝心な問題は軽視されずに関心を持ち続けて欲しいと思う


コメント
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