まるで運試しのように今年最初に聴く音楽は慎重になる
昨日のうちから少し考えていた
バッハのお正月付近のカンタータとか
モーツアルトのフルート四重奏曲とかホルン協奏曲とか、、、
でも、なんだか気分にフィットしない感じで
結局選んだのが年始には珍しいジャズのレコードの「サムシング・エルス」
聴いたのは有名な「枯れ葉」のあるA面ではではなくて、タイトル曲の入ったB面の方
理由はよくわからないがこのレコードはB面のほうが気に入っている
奏者同士の掛け合いとか主張とか、それらの音色がバランスよく混じって気持ちいい
これは聴いていて、今年の選曲は当たり!と自己満足した
聴いている途中に次の曲を選んでいた(まるでカラオケの選曲のよう?)
その結果はキース・ジャレットの「ケルン・コンサート」一面
この演奏はCMにも使われたことがあるピアノの音が美しい演奏だ
静寂と白熱が入り混じって曲自体は即興によるもので
ゆっくりした左手のシンプルな伴奏に、右手が単音ぽいフレーズで感情を込めて
演奏する部分は何度聴いても惹きつけられる
シンプルな音だけで惹かれることがあるのはモーツァルトのピアノ協奏曲22.23番の
緩徐楽章でも同じこと
難しいことをするのではなく、少ない音で聴き手の心を鷲掴みにする
そういうことってあるものだと今更ながら思う
この2つはレコードで聴いたが、今年も聴き初めの曲の選択は正解だった
と自分は納得している
これで安心していろんな曲を聞聴けるようになる!とホッとした気分
(最初はどうしても慎重になってしまったということ)