NHKの大河ドラマ、今年は合戦シーンがないから視聴率が低いとの声がある
自分はないからこそ安心して見られるのだが
世の中は自分と同じような人ばかりではないようだ
自分はゲームをしないが、チラ見するゲームは戦ってばかりいる様に
思えてしまう
戦いをしていない時は何かを破壊するような、、、
マイケル・ムーア監督の「華氏911」では経済的に恵まれない若者を
戦闘用のスタッフとしてリクルートし(ロシアも行っているようだが)
それから銃で相手を撃つ訓練をするシーンがあった
人を撃つという行為はそんなに簡単にできるものではないから
ただ指示通りの作業と思えるまで訓練しなければならないようだ
(アイヒマンもそうした人間の一人?)
そのシーンを見た時は気持ちが悪くなって吐き気すら覚えた
ゲームに対する違和感は、敵を倒すことが前提となっていることで
それが個人的にはとても嫌なことで
ドラゴンボールも初期のんびりしたキャラクター設定のほうが自分は良かった
人は闘争本能がDNAに繰り込まれているのだろうか?
湾岸戦争の時の一部の人間たちの高揚感とか戦略家たちのマニアックな解説
それらは気持ちの悪いものだが、いつか人はそれに慣れてしまう
結局のところ、実力(暴力)で誰かを支配するというのが現実的な社会なのだろうか
プーチンも習近平もミャンマーの軍事政権も、、頼るところは実力組織としての兵力
現実こそ大事で、お花畑を夢見ていても解決しない!と言われるが
そうした理想のない世界は情けない世界に思えてしかたない
ジョン・レノンの「イマジン」が理想主義的で無意味な歌と馬鹿にする人もいるが
そうしたことを訴える人がいなくなった世界はもっと怖ろしいと思う