パンセ(みたいなものを目指して)

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本田、ウディネーゼ戦

2014年03月10日 22時08分10秒 | サッカー
ミラン0-1ウディネーゼ

代表戦を終えて長旅の後、スタメン出場の本田
試合結果は分かっていたが、NHKBSで放送があったので
一試合通して見た

少なくとも前半は、メディアがこき下ろすほどの出来では無かった
そして少しは本田もセリエAに慣れてきたのか
と感じさせるところもあった

今年のマンチェスター・ユナイテッドもそうだけど
ミランもチームというよりは個人の力で
フィジカルを全面に押し出すチームになっているようだ
以前ほど圧倒的な力の選手がいる訳でもないのに
(バロテッリはまだイブラのレベルまで達していない)
パスをつなぐプレーは垣間みられるだけ
言い方を変えると、バルサ、アーセナル、バイエルンなどの
近代サッカーと比べると少し古い感じ

ユベントスでも先ほどのチームと比べると古い感じがするかもしれない

ミランの中では本田の繊細なキックはまだ活かしきれていない
日本代表の中では豪快なイメージのする本田でも
ミランの中では左足の繊細なパサーの感じがする
残念な事に、それが活かされていないのが現実だし
サポーター・観客はバルサやアーセナル、バイエルンのような闘い方を
望んでいないのかもしれない

イタリアの守備はスペースを与えないというよりは
インターセプトを狙う姿勢とか
トラップした瞬間のボール奪取を狙う姿勢が
他のリーグよりも強い
DFとボール保持者とも間隔が近くなっている事が多く
ちょっとしたトラップミスはすぐ狙われる
そしてフィジカルコンタクトも厳しい
またDFノ反応も速くシュートコースへ身体を投げ出したり
クロスのボールをあげさせない対応も厳しい

そんなイタリアのサッカー
身体がその感覚に慣れるまでは時間がかかりそうだ
少しずつ本田は慣れてきた感じだが
今度は周囲が慣れるまで待ってくれるかが問題
プロの世界は結果が全て
慣れるまでの時間を与えてくれないかもしれない
ターラブト・ラミが具体的な結果を出しているので
出さない本田は余計目立ってしまう
それに10番だし

ウディネーゼ戦に限らずもう少しパスを回しても
いいかなと感じないでもない
バックパスをブーイングする声が多いようだが
バルサもバックパスはする、バイエルンでも同じ
しかし縦に速いイタリアはダイレクトにゴールに向かう方を好む
ここのところの感覚が本田と合っていないのかもしれない
もっとも日本代表のパスは縦に遅すぎるけれど

ただし、この試合の最後の中央でのボールロストは印象が悪い
つい数日前にフルタイム戦い、長旅を終えてすぐの試合で
疲れているのは分かるけれどサポーターは
そんな事に関心は無いし、やさしくは見てくれない

本田はそれだけ厳しい世界に飛び込んだという事

できれば早いうちに得点できるといいのだが

ところで香川は代表戦のPKの得点から
気分転換ができて調子も上向いてきたかな
あとはモイーズ監督次第だが

本田も香川も頑張れ
というところだ

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