パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

会う人会う人に推薦しているが、、、

2025年02月03日 17時01分20秒 | 

会う人会う人に薦めているのが先日紹介した本

スマホで撮影する人、頭の中に入れて後で検索しようとする人
その中の一人でも読んで欲しいと切に思う

この中には自分がずっと思っていたことが書かれている
ただし自分よりもっと上手く言語化されている
自分の考えは自分が経験の中から生まれたのではなく
これらの本によって洗脳されて生まれたのかもしれない
と思うこともある
(自分で考えついたと信じたいが)

フィンランドの教育を知ることは、実は日本のことを知ることだ
物事は比較によってその違いとか良し悪しを判断できる
圧倒的に密度の濃い人を育てる教育システムは
少し自信を失いそうな気分にさえなってしまう

気になったところは付箋をつけて、読み返すことができるようにしている
その中の一つにこんな言葉がある
「きまりを教える日本、本質を教えるフィンランド」
その通りだと実感するのだが、この言葉は本の終盤の章に出てくる
それは道徳に関わること書かれた章で
日本は挨拶しようとか、地域の活動に積極的に参加しようだとか
一見そうあるべき姿のようでも、自発的というよりは
そそのかしと思えないこともない

へそ曲がりは、良いことも強制されるのは嫌だな!
と思うが、大義名分の強さゆえに表立って抵抗することはできにくい
だから余計にもやもやした気分になってしまう

この本は一気読み近いかたちで読み終えたので
早いうちに読み直した方が良いかもしれない
だが読書モードになっている今は、同時に購入した本が
早く読んでほしいと訴えているような気がする
その本は「ナチズム前夜 ワイマル共和国と政治的暴力 (集英社新書) 新書 」

現在がその当時のドイツと似ている様子を紹介する本で
ここで政治的暴力を物理的な暴力だけでなく
言葉による暴力(それは死に至らせる場合もある)を含めば
まさに今の日本を想像できる

これらの本は、何かしらの危機感を感じている人がやむにやまれず形にしたものだ
やはり、今の日本は不安な空気感は漂っていると思えて仕方ない




コメント
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