季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

節分

2011-02-03 20:08:25 | 季節 Season
ここ数日温かい日が続いています。とさ千里に巻き寿司を取りに行ったらふきのとう発見!ふきのとう味噌を作った。やっぱり春は近づいているのですね。

       

ちょっと苦い。もう少し水にさらした方が良かったかな?

       

と言うわけで、節分。
恵方を向いて巻き寿司を一本まるまる、何も言わないで食べる。
鰯を焼いて頭をヒイラギに刺す。

       

家族で豆まき。玄関とそれ以外の窓という窓からまず豆を放って「鬼は外!」
一巡したら今度は外から中に向かって「福は内!」うちは4階なので外からって言っても手を外に出して豆を投げるのだ。

まあ家中豆だらけで歩くと豆を踏む。息子はそれが面白いらしい。

豆まきが終わったらヒイラギのお守りを玄関先に吊るす。去年のは処分。「一年本当に頑張ってくれたね!って感謝して。」

年の数+2=数え年の豆を食べる。そろそろ一気にはきつくなってきたなあ。
そのうち何日かに分けて食べるようにしよう。

昨年の今頃を思い出す。
思い出しただけで胃が縮まる思いがするくらいだ。

センターが終わって私立の直前。
今も何人かの友達が子どもの受験に付き合って同じ思いをしていると思う。
みんな風邪をひかないで無事に試験で実力を出せるように祈る気持ちだ。
終わったら遊ぼうね!!

この家に転がっている豆が受験のお守りになるらしく、娘はこの拾った豆とお守りと私の作った羊毛の小鳥を試験会場に持って行ったらしい。小鳥は休み時間に握って和んだんだって。かわいいからね。

明日は立春。



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福祉をかえる「アート化」セミナー(2)

2011-02-03 09:33:32 | 心と体 Mind&Body
一日目、一コマ目はデザイナー奥村昭夫氏による基調講演。
グリコやロート製薬、京大のIPS研究所のロゴデザインをした人だ。
デザインの社会に及ぼす力を感じた。

二コマ目は実践報告で「工房しょうぶ的”デザインの力”」福森伸氏。
しょうぶ園はもうすごく有名で特にそのnui purojectは国内に限らず国外でも評価されている。すごいことをしている人の話だけど、本当に気張らない姿勢がうかがえてそれがなお印象的だった。

三コマ目も実践報告「アートコネクトbyイセタンメンズの取り組み」上野拳氏。
銀座の伊勢丹の紳士営業部 肌着靴下ナイティーバイヤー。

経済の話で元々は不得意の分野だと思っていたけど、これが面白かった。
いろんな社会動向を見つめながら、消費者と提供者のニーズをうまく繋げて両方の利益になるように動くこの仕事がすごいし格好いいと思った。
儲かっているってところがまたすごい。この今、百貨店なのに!

この3つは最前線の人たちの話なので、すごいインパクトがありました。
トップランナーって言うのか。

夜の交流会でも美味しいご飯を食べながら、自己紹介を兼ねたビンゴゲームなどしていろんな人と話が出来た。思わず大阪の人と知り合いになったりして先を行く同士がまぶしかったし、会えてうれしかった。

自己紹介で「アルコール依存症専門クリニックでリラクゼーションプログラムを受け持っています。」と言ったら、「どうしてここに繋がったの?」とたくさんの方から聞かれた。人づてに聞いて来たんだけど、ほかの人たちはほとんど施設で障害の人たちと働くスタッフがお仕事で来ているのだ。不思議な縁だな。
私はどうして参加しようと思ったかと言うと、今の仕事でまったく問題もなく理想的に働けているのだけれど、将来的に作業所のようなところが出来ないかとちょっと考えている。治療の少し先を行った人たちの居場所。まだ形はあやふやだけど、その手がかりになるかと思って。

その日は夜まで交流会があって、次の日も朝早くから施設見学があったので近くのホテルに泊まった。朝ごはんが中華粥でとても美味しかった。また美味しいもの!うれしいなあ。

二日目の一コマ目は「芸術と食による地域コミュニティーの再生」田野智子氏。岡山の方。

地産地賞と言って、その土地で採れる物を新鮮に味わう事で地域や人々を活性化させていく様子などワクワクする話しでてんこ盛りでした。
「日常の中に何気なくあるものがデザインにより、人と人とを繋ぐメディアとなる」と言う言葉が印象的だった。

二コマ目は「障害のある人のアートを仕事につなぐ仕組みづくり~エイブルアート・カンパニーの事例から」。柴崎由美子(たんぽぽの家)樋口龍二(工房まる)

具体的なことも含めながら、アートが人間を幸せにしそれを福祉の現場で生かすと言う所から一歩出て、それを仕事に繋げて行く取り組みについて聞いた。

それは並々ならぬ地道な努力と信念と根性の上に立っていた。パワーがパワーを生む。

2時間くらいみっちり聞いたけど、きっとその底にはもっといろいろな下積みがあってのことで、その深さは知れないなあと思った。

こんな風にいろいろ聞いて二日間びっしりとお勉強して、それで頭が満タンになったのだ。いろいろ考えた。

それでも一応薄く二つのことが今は浮かんでいて、一つは芸術って何?って事。
小さい頃から教室に通って、高い学費を払って美大を出てもなかなか芸術のお仕事にありつけないらしい。それがここではそれをぐんと飛び越えて確かに芸術と言うものが存在しているし、機能している。「芸術って人の心を動かすもの」と言う定義なんじゃないかな。デザインもしかり。一番初めの有名なデザイナーの人も他の人も専門的に芸術の教育を受けた人じゃなかった。それが最前線で活躍している。
樋口氏が「思い、事を起こしていく事がすなわちデザインだ。」と言ったけど、それが私の胸を打った。なんだか涙が出て来そうになった。
私も美術の専門教育を受けていない、それが少し負い目になっていると言えば嘘ではない。それでも彼の言葉や他の人たちの話しで「自分もそれやってるやん!」「できるかも!」って気になった。うれしかった。

もう一つは障害と精神疾患と違うかな?と言う事。
私の接している人たちは障害ってのと違う。結構たくさんの事が出来る人たち。
でもある「もろさ」がある。
二日間の中では「この人たちはほとんど出来る事がないけれど、それでも出来る事を見つけてやっていくうちにそれが力になる。」と言った感じが多かった。
それは私は今まであまり知らない世界だ。
だから私の周りの人たちの事はまた私が考えて行かねば、と思った。

いろんな人の話を聞いて、いろんな人に会って様々な影響を受けた。
それがどんな風に膨らんで生きていくのか、これから見ていこうと思う。

またこう言う機会があったら参加したいです。




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福祉をかえる「アート化」セミナー(1)

2011-02-03 09:03:02 | 心と体 Mind&Body
寒波襲来と聞いていたけど、気持ちの良いきりっとした日。
表にHANAの旗がはためく。

       

大きな素敵な建物。展示室には全国から寄せられた作品が展示&販売されている。それが圧倒的な輝きを放っている。
陶器や手織り布のストラップなど。

          

これがめっちゃ格好良かった!米袋にビニールテープを張って作るらしい。防水性もあり、丈夫だって。もうヨーロッパの美術館のミュージアムショップにありそうな感じ。

       

ここたんぽぽの家に拠点を置く「エイブルアートカンパニー」から出た作品が商品になったもの。ミニトートバッグ。

        

これもTABIOと言う日本のメーカーが作った靴下。もうすごくかわいくてこの赤ずきんちゃんの買いました。私もこのメーカーの靴下を愛用していますが、品質がとてもいいんです。

       

銀座の伊勢丹の方が主力になって開発されたボクサーブリーフ。すごい格好良い!
これは見せパンしたくなるよね!
 
       

ショップの隣にはカフェスペースがあって利用者も働いています。美味しいコーヒーやココアなど飲めます。
家具も温かい印象で心地よい空間。

       

作業スペース。織りとフェルトの部屋。

       

絵や立体作品の部屋。毎日来る人には自分のスペースが設けられています。

       

これにはびっくり薬のケースをいっぱいっぱい集めている。これを繋げて作品を作るらしい。前に民博で見たエル・アナツイの作品を思い出した。ウィスキーの帯を繋いだ壮大な作品。

       

食堂もあって、一日目の夜の交流会、二日目のお昼の食事を作ってくださります。
それがとても美味しい。優しい味。ランチはタイカレー。こんなピンポイントで私の好きなものが出てすごくうれしかった。
美味しいものがあるところには私が出没することになっているので、きっとまた行くと思います。

       

近鉄の学園前から送迎をしてくれる。マイクロバスがあります。

       

たんぽぽの家にはいくつか建物があって、ここで始めのレクチャーを受けた。

       






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