季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

六甲・有馬巡り

2013-04-10 22:01:12 | 暮らし Daily life
久しぶりの夫の平日休。どこに行こうかと考えて六甲に行くことにした。命の洗濯に有馬温泉に浸かりたいらしい。

高速をピューンと飛ばして六甲高山植物園の駐車場に車を停める。
ここは六甲オルゴールミュージアムと近いので、まずそこに行くことにする。
小さな流れを伝って渡された板の上を歩いて行く。
小川のほとりにフキノトウの大きくなったのを見た。咲いてるのって店で観ないからね。珍しい。可愛い。
ちょっともいで食べてみようかと思ったけど、ここも植物園の中だったらいけないから我慢した。

       

六甲オルゴールミュージアム。素敵な所です。私の好きなスイス・オーストリア・ドイツの雰囲気がたっぷり。

       

今はスイスオルゴールの特別展でした。20分くらいの演奏を休憩時間を挟んでしています。
他の国から来たいろんな時代のオルゴールもあります。
これはスイスの物、まさに!とても美しい音でこの屋根を開けると中にワインのデキャンタとグラスが入ると言う仕組みにもなっています。

       

このオルゴールはなんとピアノ自動演奏だけじゃなくて、バイオリンも自動演奏。アメリカ製。すごかったです。あと、太鼓も付いていてオーケストラのような演奏をする大きなオルゴールもありました。(こうなるとオルゴールって言うより英語のミュージックボックスの方が合ってるかも)
ディアンドル(オーストリアの民族衣装)を来たお姉さんが解説をしてくれる。

       

そして館内のカフェの名前がシュトラウスカフェで

       

ハンバーグに(前に来た時はシュニッツェルだった)スイスのラクレットチーズをのせたランチを食べながら

       

ウィーンの広告映像をひたすら見ると言う時間を過ごして、私のオーストリア行きたい病が再発しないわけがない。これが発症したらほんとにうずうずしてたまらない。すぐにでもチケットを手に飛行機に乗って行きたくなる。押さえて押さえて…。

熱が出る前にオルゴールミュージアムを出てまた小道を登って行く。明るい光が清々しい。

       

待ってました、六甲高山植物園。大好き。

       

入ってすぐにミズバショウの群生が。初めて見た。きれいだなあ。

       

寄り添って咲く様子が家族のようだなと思う。

       

ニリンソウが咲き始め。

       

カタクリの群落も美しい。

       

この草が珍しかった。一つ一つニョキッとすっくと地面から立っていてキノコのような草。

       

ネコノメってどこが猫の目なんだろう?って夫とじっと観るけどわからなかった。

       

カタクリの美しい花が近くにあったので思わずカメラに収める。

       

この薄い黄色い花がとっても素敵だった。一つ一つは地味だけど煙るような雰囲気を出している。いくつか種類があってどれもマンサク科でこれはヒュウガミズキ。

       

この写真が好き。光がきれい。

       

結構広くて見るところがたくさんある。そして歩いていて気持ち良い。それは森林植物園もそう。森林植物園は来る時に行ってみたら休みだった、今度行こう。アジサイの時が一番いいと思う。
満足して高山植物園を後にする。さあ、温泉に行こう!

前に来た時は銀の湯。お湯が透き通っている方。今回は金の湯に行こうと言う事になった。

すぐ近くが温泉寺。「ああ、あそこに枝垂桜すごいのあったよね!」って言って行ってみたらやっぱり咲いていました。前に娘と来た時に感心した素晴らしいサクラ。ちょっとピンクが濃くて八重です。見事!

       

金の湯。金って言っても赤茶色です。Fe3+(三価の鉄イオン)の色そのもの。硫黄の匂いもするかと思ったらそうでもない、鉄臭くもない。もっときついものを想像してた。色は濃いけどサラッとしています。
手を水面から沈めて行ったら見えなくなる深さは水面より7センチくらいでした。それくらい混濁しています。混濁していると言う事はイオンではなくて少し大きめの粒が浮遊していると言う事。コロイドですね。
などと化学の目で見て鼻で嗅いで頭で考えている。お湯に浸かりながら。

無色の湯船もあった。シャワーは無色だった。
ジェットバスとか露天とかありませんでした。歴史ある温泉はそう言うところが結構ある。道後温泉もそうでした。
あつい湯の方が44℃と高いのでとっても熱い。ぬるい湯で42℃の表示。結構熱め。とっても温もった。

上がって有馬サイダーなるものを飲む。てっぽう水(名前、ちょっと怖いな)の名の通り、かなりきつめの炭酸。甘味も控えめで男前なサイダーでした。熱い湯、きりっとしたサイダー。男前の温泉です。

       

「ちょっと散歩しよう!」ってなって入り組んだ小道をいろいろ探索する。いろいろな興味深いお店やウィンドウの飾りなど観る。ここはそれも楽しみの一つ。おもちゃミュージアムってのもあって、時間があったらゆっくり周りたい所。今日は売店だけ見た。それでも結構時間を取った。

小道の奥に見つけた明石焼きのお店、良さそう。向かいの豆乳ソフトクリームと迷ってこっちだったら夫も一緒に食べると言ったし食べたかったので明石焼きにしました。
店に入って正面で焼いている。焼いているところを初めて見ました。タネがゆるい。さらさらです。銅の型の上でフツフツ沸騰しています。

       

それを菜箸でくるっとひっくり返して焼いていました。これは職人じゃないと焼けないと思う。
たこ焼きは家で作るけど明石焼き(玉子焼きと地元の人は言います)はあんまりうちで作らないんじゃないかな?
出来て運ばれてきた。結構たくさんあります。これで500円。ネギと三つ葉が入っている温かいだし汁に入れて食べます。

       

温泉で外側から、明石焼きで内側から温まってホカホカで車まで歩く。

       

山がきれい。こうやって桜があっちこっちに飛び飛びで見えるのがきれいだと思う。
これが自然の姿かも。この桜だけ集まって咲いてたらきれいだろうな、って考えて人が改良して集めて植えたのが今のみんなが見てるサクラ。まあそっちも好きだけど。

       

命の洗濯、心の洗濯できました。春の遠足楽しかった。
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