夢千代日記

SHIMAちゃんの徒然日記・雑記

『アイミタガイ』

2024年11月09日 16時21分13秒 | Weblog


作家・中條ていの連作短編集「アイミタガイ」を黒木華主演で映像化。

親友が亡くなったのをきっかけに、思いがけない出会いが連鎖してい

く様子を描いていく。

ウェディングプランナーの梓(黒木華)は、親友の叶海(藤間爽子)が

亡くなったことを知る。恋人の澄人(中村蒼)は、いつも優しく寄り添

ってくれるが、なぜか、何かにつけてタイミングは悪い。両親が離婚し

ているので、梓に結婚願望がないことも澄人には伝えている。

独身のウェディングプランナーといこともあり、たまには嫌味も言われ

てしまうが、そんなことや、澄人のことを叶海が亡くなったあとも、生

前交わしていたメッセージをスマホに送って気持ちを報告している。

同じころ、叶海の両親である朋子(西田尚美)と優作(田口トモロヲ)

の下に、ある児童養護施設から娘宛てにカードが届く。そして、遺品の

スマホにはメッセージが変わらず届き続けていた。

一方、金婚式を担当することになった梓はヘルパーをしている叔母(安

藤玉恵)の紹介で、ピアノ演奏を依頼しに行ったこみち(草笛光子)の

家で話を聞きながら、中学時代の記憶が蘇ってくる。

「台風家族」の市井昌秀が脚本の骨組みをつくり、2020年に他界した

佐々部清が温めていた企画をもとに、「彼女好きなものは」の草部翔吾

が監督をつとめた。

風吹ジュンが梓を祖母を演じたほか、松本利夫、白鳥玉季、升毅などが

出演している。これらの出演者がどう出会っていくのかがポイントとな

る。

黒木華は普通な役が本当に上手。舞台との演じわけが器用で、何者にで

もなれる強みがある。

“アイミタガイ”とは“相身互い“のこと。本来は、同じ境遇や身分の者どう

しは、互いに同情し助け合うべきであるという意味だが、今日では互い

に助け合うこと、お互い様ということでいいと思う。

当方が小さいころは、まだ使われていたような、、、。最近はほとんど聞か

なくなってはいる。

短編集がうまくつなぎあって映像化されている。徐々に話が回収されて

いくので、冒頭からお見逃しなきように。

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