GetUpEnglish

日常よく使われる英語表現を毎日紹介します。毎日日本時間の午前9時までに更新します。英文執筆・翻訳・構成・管理:上杉隼人

GetUpEnglishについて

毎日更新! GetUpEnglish Updates Every Day! Since April 1, 2006 (c) 2006-2025 Uesugi Hayato(上杉隼人)

WAR  

2010-01-12 00:17:15 | W

 ここ何年か初詣をすると、(個人的なことをいろいろお願いしたあとで)「世界が平和でありますように」と祈るようになりました。 

 今日ご紹介するこの語がなくならない限り、その願いは実現しません。 

 2010年1月12日のGetUpEnglishでは、平和の祈りを込めて、アメリカの偉大な指導者とアスリートの名言によって、この語の使い方を学習することにします。

  まずは、2002年にノーベル平和賞を受賞したジミー・カーター(Jimmy Carter, 1924- )の同賞受賞演説のことばから。

○Practical Example  

 "War may sometimes be a necessary evil. But no matter how necessary, it is always an evil, never a good. We will not learn how to live together in peace by killing each other's children. The bond of our common humanity is stronger than the divisiveness of our fears and prejudices. God gives us the capacity for choice. We can choose to alleviate suffering. We can choose to work together for peace."

 「戦争は時には必要悪になるかもしれません。しかし、どんなに必要であろうと、それは常に『悪』であり、決して『善』ではありません。互いの子どもたちを殺しあうことで、平和に共存できるようにはならないのです。 われわれに共通の人間の絆は、恐怖や偏見による対立よりも、強いのです。神はわたしたちに選択できる能力を与えてくださいました。わたしたちは苦しみを和らげることを選択できるのです。一緒に平和のために力を尽くすことが選択できるのです」

●Extra Point

 史上初のTour de France7連覇を達成したアメリカの自転車競技選手ランス・アームストロング(Lance Armstrong, 1971- )は、「癌との闘い」を「民主的にする」ことを世界中の人たちに呼びかけています。 

◎Extra Example

 "So tonight we brought Democratic renewal to the war on cancer. And we’ve done so with the most powerful weapon in arsenal : the people. (…) You were the heart and the soul of this campaign. And with your power behind us we’ll carry the day, attack cancer, and expand democracy across the entire landscape of health care!"

 「ですから今夜、わたしたちは、癌との闘い方を民主的に更新しました。それができたのは、最も強力な兵器である、市民の力によります。(……)みなさんはこの運動の精神的支柱です。みなさんの力を背中に受けて、わたしたちは勝利し、癌を退治し、医療制度全体に、民主主義を広めることができるのです!」

 この名演説は、どちらも上岡伸雄編著『名演説で学ぶアメリカの文化と社会』に収録されています。(付属のCDには、彼らの生声も収録されています。)

 http://blog.goo.ne.jp/getupenglish/d/20091216

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