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海上自衛隊舞鶴基地07.07.27 展示訓練前夜

2008-05-08 14:23:46 | 海上自衛隊 催事

■詳報 舞鶴展示訓練07

 日本海の防衛警備及び災害派遣を一手に担う海上自衛隊舞鶴地方隊。2007年7月28日、29日と連続で舞鶴地方隊による展示訓練が地方総監部の置かれた舞鶴にて行われた。

Img_5663_1  二日間にわたり、舞鶴展示訓練を艦上から撮影した小生であるが、本日の掲載では、前日に撮影した舞鶴基地の情景を紹介したい。

 最新鋭イージス艦『あたご』が配備され、イージス艦二隻体制、そして大型の補給艦『ましゅう』が配備された舞鶴基地は、京都府の日本海側にある重要な海港都市としても知られている。当日始発でも早朝に京都市内から舞鶴到着は難しいので、前日に二条駅から小生はタンゴディスカバリー号にて東舞鶴駅に展開した。

Img_5585  嵯峨野山陰線、舞鶴線は列車本数が非常に少なく、特急と普通電車が毎時一本、舞鶴線ではどちらか一本ということも珍しくない。普通電車はラッシュ時に限り福知山行き快速が運行しているため、綾部での一度の乗り換えで行くことができるが、日中は、亀岡駅、園部駅、綾部駅で普通電車を乗り継ぐか、特急利用、ということになる。キロ数の関係で、京都駅からよりも二条駅から乗車した方が特急料金がかなり違ってくるのがポイント。

Img_5587  東舞鶴駅に到着すると、まず駅前のホテルに向かう。城下町として発達した西舞鶴駅は駅前に繁華街が広がるが、東舞鶴は駅前通りはあるものの、営業している店舗は疎ら。ホテルにチェックインすると、レンタルサイクルを利用して舞鶴基地を一望できる前島桟橋に直行した。まいづる号よりも新しいタンゴディスカバリー号を選んだので舞鶴到着は写真の通り夕暮れに近い時間帯になってしまった。

Img_5627  イージス艦『あたご』を望見する。最新艦ということで慣熟訓練中の『あたご』は舞鶴展示訓練には参加しなかったものの、沖留めされており、日本海に向かう参加艦艇の艦上から、その最新鋭の艦容を細部まで見ることが出来た。ヘリ格納庫とステルスマストが、『こんごう』型と最大の相違点であるが、よくよくみてみると細かい場所で幾つもの相違点がみてとれた。

Img_5634  明日の展示訓練に備えて待機する艦艇。

 あとで気付いたのだが、この日は前日ということで予行を行っていたはずであり、もっと早い時間帯、例えば1400時頃に舞鶴に展開していれば、前島埠頭から入港と接岸作業を見学することが出来たのだなあ、と。もっとも、その場合、当日は快晴で、前島埠頭から自販機までは距離があるため過酷な撮影になったやもしれないが。

Img_5647  舞鶴基地北吸桟橋に停泊する艦艇。

 さてさて、一通り撮影するといよいよ傾いた夕陽が水面に写り、幻想的な情景を醸し出してくる。そうすると、先ほど撮った『あたご』の写真を夕陽の逆光に載せて撮る、冒頭に掲載したような写真を撮りたくなる。というか、そういう情景をイメージすると、どうしても試したくなる次第。

Img_5654  そこで、ひとつサイクリングということに。徒歩であればかなり距離があり、しかもバスの利便性が良くない地域であるが自転車があるならば話は別だ。舞鶴教育隊のある方向に向かって進んでゆく。撮影器材が重いので移動速度は速くないものの、なるほど、イメージする姿に合致する情景に徐々に近付いてゆく。

Img_5668  夕陽とイージス艦は、かくして日本海に出逢った。そういう印象の写真。

 舞鶴という、風光明媚な絵葉書の如く美しい情景を印象付けされるその地名、そこに合致した一枚を撮り終えて、時計を見れば、まもなく1830時。明日も早いことであるし、なにぶん、夕食のことも気になる時間帯。転進しホテルに向かった。

HARUNA

(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)

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