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大津駐屯地・中部方面混成団創立記念行事(大津駐屯地祭08)

2008-05-16 17:41:08 | 陸上自衛隊 駐屯地祭

■大津駐屯地祭2008

 2008年5月11日、美しい琵琶湖畔に置かれた陸上自衛隊大津駐屯地では、2008年度大津駐屯地祭が行われた。今回は、大津駐屯地祭の模様をお伝えしたい。ということで大津駐屯地祭詳報のはじまり。

Img_00009  陸上自衛隊大津駐屯地には、中部方面隊の新隊員前期教育を一手に引き受ける第2教育団本部が置かれている。

 加えて、広島県の海田市駐屯地におかれる、即応予備自衛官主体の第47普通科連隊とともに教育訓練部隊を統合した、中部方面隊直轄部隊として、中部方面混成団が今年三月に創設されてから最初の大津駐屯地祭を迎えることとなった。

Img_0114  式典に先立ち、待機位置に集結する共通教育中隊の隊員。陸上自衛官として任官した彼らは、ここ大津駐屯地や、各駐屯地の教育隊において三ヶ月間の訓練を受け、その後、第一線部隊において後期教育をうけ、一人前の陸上自衛官となってゆく。おどけて敬礼をしてくれた彼らも、つい1ヶ月ほど前までは学生であり、高校生だったわけだ。

Img_0136  式典会場に入場するべく行進。

 毎年、初夏の熱波により熱中症や脱水症状に悩まされる大津駐屯地祭だが、本年は、土曜日から降り続いた雨が駐屯地祭当日の朝方にあがるという、駐屯地祭日和(?)の天候に恵まれた。ただ、グラウンドはややぬかるんでおり、水溜りの排除作業の甲斐なく、点々とグラウンドには琵琶湖の支部が点在していた。

Img_0147  観閲行進に備えて待機する車両。

 高機動車などの野戦車両は、このように数が揃うと迫力が一際増して見える。後方には航空自衛隊饗庭の分屯基地より展開してきたペトリオットミサイルの発射機がみえるが、その周囲にはこの写真では確認できないものの戦車やミサイルなどの各種装備が並べられている。

Img_3194  式典会場に粛々と行進しつつ入場する隊員たち。

 色とりどりのマフラーは彼らの職種を示しており、紅いマフラーは状況に終止符を打つべく小銃や機関銃を以て陣地を占領する普通科隊員。青いマフラーは作戦行動全般を伝達する現代戦には不可欠な通信科隊員。黄色いマフラーは火砲を以て敵火力や施設、装備人員などを無力化する野戦特科隊員たちである。

Img_3252  整列した部隊を前に、いよいよ大津駐屯地創立記念行事の始まりである。指揮官巡閲では、大津駐屯地司令、兼ねて初代中部方面混成団長となった上野恵1佐が車上から整列した隊員を視閲する。昨年は第2教育団長としてこの場に立った上野団長は、今年は混成団長として式典を迎えたわけだ。

Img_3221  指揮官訓示、中部方面混成団長に対し敬礼!

 白いマフラーは共通教育隊の隊員たちである。後ろに並んだ隊員たちは、新隊員教育隊(今風に言えばブートキャンプ?)にて慣れない小銃の分解や体力練成、基本動作などを学んでいる。彼らも、夏頃には白いマフラーを職種の色に換え、各部隊に巣立ってゆくのだろう。

Img_3283 祝辞を述べる大津市の目片市長。

 どこの駐屯地でも基本的に同じだが、駐屯地祭では、近隣市町村の首長や代議士の皆さんが祝辞を述べ、その後祝電披露などを行う。なかには入隊式でも祝辞を述べて、数週間でここまで逞しくなられて、という祝辞を述べた方も過去にはいたりした。

Img_0177  祝辞、祝電披露が終了し、観閲行進準備へ!の号令が、大津駐屯地祭が静から動へと移り変わる瞬間である。

 なにぶん、整列した隊員が全共通教育中隊の隊員ということで、人員整列の規模では中部方面隊中恐らく最大規模の行事、移動も大所帯となるとなかなか大変である。

Img_3295  大津駐屯地祭撮影は、これまで観閲行進を正面から撮影できる位置より実施してきたが、今回は、スタンド席より撮影を実施。最上段となると視界も開けており、続々と観閲行進待機位置に向かう隊員の行進を俯瞰できる位置から撮影ができた。正面からこの移動を撮影できれば、さぞかし壮観だったのではないか。

Img_0250  大津駐屯地祭は観閲行進、特に徒歩行進の規模の大きさにおいても中部方面隊最大規模のものといっていい。

 中火方面隊最大規模というのも、新隊員の父母が観覧されるということもあり、通常の普通科連隊であれば各中隊から一個小隊程度を抽出して行進や式典に参加させるが、教育団では基本的に参加する全共通教育隊員が行進する。

Img_3324  第2教育団は、大津駐屯地に本部を置く第109教育大隊と、善通寺駐屯地に大隊本部を置く第110教育大隊、そして第4陸曹教育隊より編成されており、各教育大隊は3個共通教育中隊を基幹、陸曹教育隊は上級陸曹教育隊や普通科教育中隊など三個中隊を基幹として編成されている。

Img_3340  64式小銃を肩にかけ、66式鉄帽を被っての徒歩行進の時間は、時計をみてみれば実のところ数分なのだが、陸上自衛隊が普通科部隊をはじめ、高機動車や軽装甲機動車により車両化されてゆくなかで、駐屯地祭における観閲行進は実質的に車両行進が主体となっているようにもみえる。そういった意味で、徒歩主体という大津駐屯地祭は新鮮に思えるのかもしれない。

Img_3380  敬礼する森川建司連隊長を先頭に、第47普通科連隊の観閲行進が徒歩行進に続き車両行進として行われる。教育部隊ばかりという印象の大津駐屯地祭だが、いつもの近傍普通科連隊から間借りした指揮通信車ではなく、第47普通科連隊本部管理中隊所属の82式指揮通信車に堂々の連隊旗を構えて、行進というのは、陸上自衛隊組織改編の現状を垣間見た印象だ。

Img_0259  第47普通科連隊は、その連隊番号からもわかるように比較的新しい普通科連隊で、昨年度までは海田市駐屯地の第13旅団隷下にあった普通科連隊。

 定員の八割程度が即応予備自衛官により構成される部隊、いわゆるコア化部隊ということで、即応予備自衛官訓練を教育訓練部隊に併せて行うという観点から、今回、中部方面混成団に編入されることとなった。

Img_0280  方面隊の教育訓練部隊を統合するという手法は、2006年の東北方面混成団新編の際にも見られ、全国的な潮流としてあるようだ。しかし、第1中隊、第2中隊、第3中隊の一部小銃小隊は軽装甲機動車を運用しており、装備としては決して他の普通科連隊に見劣りするものではない。

Img_0271  軽装甲機動車の車上から敬礼する隊員。徽章をみると彼らが即応予備自衛官であることがわかる。第3中隊、第1中隊の所属であると車両には記されている。

 観閲行進の参加車両を見る限り、第47普通科連隊は連隊本部を中心に、本部管理中隊、第1中隊、第2中隊、第3中隊から編成されているようだ。

Img_3414  81㍉迫撃砲を搭載した高機動車。迫撃砲は近接戦闘では可搬性に優れた簡便で有力な装備である。この他、普通科中隊の対戦車小隊が装備する87式中距離対戦車誘導弾なども観閲行進に参加していた。小銃は64式小銃と89式小銃が混在している状態で、鉄帽も新旧織り交ぜて、という印象だ。

Img_3401  120㍉重迫撃砲RT。通常は普通科連隊に12門程度の重迫撃砲を運用する重迫撃砲中隊が置かれているのだが、牽引車両をみると本部管理中隊の所属とある。第47普通科連隊は旅団隷下にあった普通科連隊と前述したが、旅団隷下の普通科連隊は人員規模の関係から縮小編成を採っており、重迫撃砲は本部管理中隊において小隊規模で運用されているようだ。

Img_0305  観閲行進は、中部方面混成団の車両行進が終了すると、続いて第3師団の装備する各種車両が行進に華を添える。教育部隊という色彩が強い方面混成団に対して、第3師団は伊丹市の千僧駐屯地に司令部を置く第一線の師団である。火砲、そして戦車が続き、車両行進は終了となった。

Img_3424  続いて飛来したのは、第3師団や中部方面隊直轄の航空隊よりの祝賀飛行である。

 あいにくの曇り空がやや残念ながら、エンジン音と団扇を叩くようなローター音を響かせ進入する三機編隊。OH-6D観測ヘリコプターを先頭に第3飛行隊のUH-1J多用途ヘリコプター、そして明野駐屯地より飛来した第5対戦車ヘリコプター隊の対戦車ヘリコプターAH-1Sが一列に駐屯地上空を航過した。

Img_3454  観閲行進が終了すると訓練展示である。

 毎年であれば自衛隊体操が訓練展示の筆頭として実施されるのだが、今年は訓練期間の影響か、はたまた行進の隊列が何処を進んだか分かるほどの泥濘が原因か、実施されなかった。残念。と、思う暇も無く、状況開始。先ほどのOH-6Dが超低空で仮設敵陣地の状況を探る。

Img_3458  BGMを背景に、颯爽と会場に流れ込む一陣の風は、第47普通科連隊本部管理中隊情報小隊より出動した二台のオートバイ斥候。

 水飛沫を巻き上げながら会場を疾駆する。普通科連隊や戦車大隊など、規模の大きな部隊は、師団や旅団の偵察隊とは別に、自前の情報収集部隊を有している。オートバイにより悪路を突破する高い練度を有する彼らは、場合によっては連絡任務などにも活躍する。

Img_3486  情報小隊に続き、本部管理中隊の軽装甲機動車が前進する。

 機動力を唯一の防御力とするオートバイが突発的な状況と遭遇した際、支援するのが彼らの任務だ。銃座には、5.56㍉分隊機銃MINIMIを構えた隊員の他、64式小銃を手にした隊員が油断無く前方を警戒している。

Img_3499  大きな音がします!ご注意下さい!

 響くアナウンスとともに満を期して射撃準備を完了した特科火砲。情報小隊により位置を確認した目標に対して、第3特科隊のFH-70榴弾砲が火を噴く。本来であれば、空包のガスが砲口を出た瞬間に触れた空気から、酸素を一瞬にして燃焼させる砲焔が撮れるはずなのだが、今回は運が悪かったようだ。

Img_3510  第47普通科連隊の各種迫撃砲も射撃準備を開始する。

 また、写真には写っていないが、すぐとなりでは87式中MATが敵戦車の出現に備えて射撃準備を開始する。迫撃砲も射撃すれば大きな音がするのだが、空包は用意されておらず、知らない子供たちだけが耳を塞いでそのときに備えていたのはご愛嬌。

Img_3524  火砲による射撃により大混乱となった仮設敵陣地に向かうAH-1S対戦車ヘリコプター。大津駐屯地は比叡山を見上げる風光明媚な駐屯地ということもあり、山の木々を背景にそっと忍び寄る対戦車ヘリコプターという特性を良く知ることができる。胴体幅1㍍未満という、文字通りコブラのようなAH-1Sには射程3.75kmの対戦車ミサイルTOWが搭載されており、戦車や固定陣地の天敵というべき存在だ。

Img_3544  頑強に抵抗を続ける仮設敵陣地に対して、第3戦車大隊の74式戦車が105㍉戦車砲を発砲、直接照準により無力化する。赤旗が振られていると、なにやらこちらが仮設敵にみえなくもないが、これは射撃準備完了を示す旗。そして発砲の閃光が見えるや否や、一瞬遅れた空気の衝撃となって空包発射を観覧者は知ることになる。

Img_3647  戦車とともに軽装甲機動車が攻撃前進を開始する。軽装甲機動車は小銃班を複数の車両に乗せることで、火力投射の火点増強を狙った車両で、一個小銃班の乗車を想定したこれまでの陸上自衛隊装甲車とは一線を画したものである。同時に、四輪の装輪式という簡便な設計を採用したことでコストを抑える事に成功し、既に1000輌以上が全国の部隊で運用されている。

Img_3658  特科火砲の支援とともに前進する軽装甲機動車。

 軽装甲機動車は小型装甲車としての構想時、不整地突破能力を高める為に装軌式を求める声も陸上自衛隊内部にはあったようだが、高速道路も自走できるほどの高い路上機動性とメンテナンスの利便性から現在の姿に成ったようだ。

Img_3721  泥飛沫を巻き上げながら前進する軽装甲機動車。MINIMI分隊機銃を搭載する車両のほか、01式軽対戦車誘導弾(通称:軽MAT)を搭載し、対戦車戦闘に従事する車両もある。

 ただ、一個小銃班の車両数増加は、必然的に運転要員の増加を意味し、降車戦闘の際に全員参加するのか、その場合、装甲車をどうするか、という課題があるようだが、部隊あたりの装甲車が増加したことに、意義は多いと思う。

Img_3701  車上から64式小銃を射撃する小銃手。

 軽装甲機動車と64式小銃という取り合わせは、小生には結構、珍しいものだった。車上から射撃する場合は、銃剣を装着した場合邪魔になりそうだが、降車戦闘では銃剣はほとんど不可欠の装備といえる。41センチという長い64式銃剣。64式小銃をみると、軽装甲機動車から64式小銃を使っての降車戦闘はけっこう大変なのではないかな、と。

Img_3729  装甲車の前進とともにAH-1Sも低空で仮設敵陣地上空に迫る。

 要所を防弾化した機体は、対空射撃に当たらないよう細長く設計されており、対戦車ミサイルのほかに、面制圧を行うロケット弾や車両や装甲車両の走行が最も薄い部分を狙う20㍉機関砲を搭載した機体は地上部隊の天敵そのものだ。

Img_3738  擬爆筒の演出する白煙により、文字通り仮設の戦場と化した仮設敵陣地。

 つつまれた白煙の幕から、まだ、頑強に仮設敵は小銃を以て応戦してくるが、わが火砲の射撃により応戦は鈍りつつある。いよいよ降車戦闘の機は熟した。可能な限り前進した軽装甲機動車より、普通科隊員が続々と降車を始める。

Img_3746  突撃に~ッ前ェ!!。

 64式小銃を手に、隊員が軽装甲機動車より次々と飛び出してゆく。陸上戦闘の本質とは、いかに時代が変わろうとも土地の収奪であり、国土の奪還には、立て篭もった敵を陣地から燻り出して、それでも粘る敵を引き摺りだして任務を完遂する。それが普通科隊員不変の任務であり、これは将来にわたっても代わらないであろう。

Img_3781  陣地の後方に退却し、体勢を立て直そうとする仮設敵に対して、ヘリコプターからの射撃が引導を渡す。例年であれば、ロープ降下して人員を送り込むのであるが、毎年訓練展示を実施している信太山の37連隊に代わり、今年は海田市の47連隊が行っているのだから、この点、変更となったのだろう。

Img_3787  64式小銃で盛んに射撃を行うと、ついに仮設敵は手を上げ、ここに状況は終了となった。

 式典及び訓練展示は、ここで全て終了となり、来場者も装備品展示に向かい、スタンド席を降りはじめた。というのも、琵琶湖に面した大津駐屯地では渡河ボートによる体験試乗が行われ、この整理券を入手する為に、湖畔の乗船場に行くわけだ。

Img_3830  訓練展示後、悪天候により、やはり中止か、とみられていた空挺降下展示が、やや予定からは遅れたものの実施されることとなった。空挺降下といっても、C-1輸送機から大挙降下するというのは、駐屯地の規模からいっても不可能なので、UH-1多用途ヘリコプターからの自由落下傘降下展示というかたちであるが、はるか高空から飛び出す瞬間に、会場からは歓声があがる。

Img_3837  ボートの体験試乗に向かった人々に対して、C.ジョニー氏、T氏と小生一行は装備品展示に加わるべく着陸するであろうヘリコプターを待ち構えていた為、空挺降下をスタンド席上から良好な撮影環境で撮る事ができた。3名の空挺隊員は、ヘリコプターから飛び出してのち、一瞬おいて落下傘を開いた。会場には“空の神兵”が流され、ゆっくりと降下する隊員を迎える。

Img_3859  パラグライダーのようなこの落下傘を用いれば、高空からの空挺降下の場合、実に降下地点まで30kmを移動することが可能というのは驚きだ。UH-1が高空では豆粒のようにみえるのだから、恐らく上空からみた大津駐屯地グラウンドも決して大きくはみえないだろう。そこに正確に着陸する能力、自然と拍手が沸き起こる。

Img_3882  着地の瞬間。

 残念ながら、水溜りが残っていたようだ。大津駐屯地祭に降下する隊員は、首都圏、現在は中央即応集団隷下にある第1空挺団の隊員だが、彼らは前期教育を、ここ大津駐屯地にて終えた隊員たちで、後輩たちを前に、これぞ陸上自衛隊の花形、というべき空挺降下を展示したわけだ。

Img_3900  降下を完了して、指揮官に報告・・・、といきたいところだが、先ほど書いたように、空挺降下は予定よりかなり遅れて実施された。したがって、報告するべき混成団長は、祝賀会において旧交を温めている最中であり、代打でスタンド席付近にいた1尉さんに、降下完了の報告を行った。その後握手を交わし、こうして訓練展示は全て終了した。

Img_0360  空挺降下終了後、大津駐屯地に着陸し、装備品展示に加わるAH-1S.

 前述のように、航空打撃力の有する能力は非常に大きいものだが、後継機のAH-64D戦闘ヘリコプターが予算不足により装備中止となりつつあり、今後の陸上自衛隊航空打撃能力を左右しかねない問題である。次々と3機のヘリコプターがグラウンドに着陸した。

Img_0375  訓練展示終了後、なにやら一列二列に隊員が並んで地面を探している。

 きいてみると、空薬莢が二つ見つからないとのこと。訓練展示の模擬戦でビシバシ射撃した小銃か機関銃の薬莢が、薬莢受からこぼれてしまったようだ。薬莢は、安全管理上、回収しなければならない、ということで大捜索が行われている。見つかったのか、知ることはできなかったが、もしご存知の方がいらしたらお教えいただければ幸い。

Img_0390  装備品展示会場に足を運ぶ。模擬戦では戦車砲の空包で会場の主役となった74式戦車も、ここでは子供たちのジャングルジムである。

 写真の通り、この時間帯になると天候も回復し、いよいよ青空がのぞき始めた。曇りでも若干日焼けするほどの天気、早朝から快晴になっていたらば、素晴しい晴空の下での大津駐屯地祭写真と一週間は日焼けのヒリヒリに悩まされたことだろう。

Img_0389  大津駐屯地名物となりつつある渡河ボート試乗。もともと大津駐屯地は、海軍航空隊の水上機基地であり、聞いたところでは、あの名機紫電改の原型となった水上戦闘機強風が配備されていたとのこと。このボートに乗るまでに何気なく使われているスロープは水上機用のものと知ってはいても、強風のものだとまでは知らなかった。

Img_0443  大津駐屯地装備品展示会場。ホークミサイルをはじめ、観閲行進に参加しなかった装備なども置かれていた。ボート体験乗船は時間指定制で、それまでの間、こうした装備品を見学して時間を待つというわけだ。以上が、大津駐屯地祭のおおまかな流れだ。

 当日、車両に便乗させていただきました、ひえ~様、現地でお世話になりましたC.ジョニー様、T様、妖魔様、WAPC様、色々お教えいただきました文明様、ありがとうございました。

HARUNA

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コメント (8)
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