■アクロバット飛行凄いね
皆さんお楽しみの浜松基地航空祭がいよいよ来週ですね。
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ブルーインパルス飛行展示、小牧基地航空祭にて見ることができるようになりましたのはなかなか驚きでした、こういいますのも小牧基地雄編住民は騒音問題、特に民間機ではなく自衛隊機の騒音やその他の問題にウルサイもとい敏感で、抗議が凄いのだという。
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アクロバット飛行は航空法違反だ、という主張まであるそうで、それならば防衛出動なんかも対応できなくなる、このあたりまで考えずに知った部分だけを主張されますと無知を晒すようで。自衛隊機の運用は防衛庁の航空機の運航に関する訓令に依拠し行われている。
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昭和 31 年防衛庁訓令第 34 号としてこの防衛庁の航空機の運航に関する訓令が示され、この枠内において実施されています。予定飛行空域の気象状況並びに着陸予定地飛行場等及びその航空保安施設の状況を確認し示された飛行計画に基づく、条件付けがあるのだ。
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着陸予定地の状況、航空保安施設の状況、航空機の状況、乗組員の技量等を考慮して安全な飛行計画の作成が行われ、その中には広報業務も任務飛行として含まれています。なにも趣味で勝手に飛ばせば問題なのでしょうが、飛行計画に基づく任務飛行、ということ。
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広報行事、そもそもわが国には防衛力への偏見というものが存在しますが、この偏見というものの価値観や背景というものを、ある程度防衛に関する関心と共に知識を有する、調べるという基本的姿勢だけでも時間という有限なリソースが必要ではある、努力が必要だ。
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防衛力そのものについては、理解するには、専守防衛と共にアメリカという同盟国は存在するものの片務的な同盟と揶揄されるとおり、相互の防衛力を理解するには当事者同士だけで良く、国民が知識としてさえ防衛に参画する機会は、ある程度の選択が必要でした。
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義務教育で教えてくれるわけではなく、また新聞などでそうした情報が無限に掲載されるわけではない、故に誤解と偏見が生じる、こうしたもの、これまでは、そんなものか、と理解できる側とできないものの境界線を考えさせられたのですが、この数年認識が変わる。
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COVID-19新型コロナウィルス感染症、まあ、このCOVID-19新型コロナウィルス感染症には航空祭が中止になるだけではなく日本だけで数万の死者がでるという緊張が走ったのですが、その前に、ただの風邪だとか感染者は嘘だとかワクチン陰謀論などがでた。
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コロナウィルス陰謀論というのは、これはまさに理解の不足と調べる努力の欠如、海外論文や公的研究情報を無視して、都合の良い情報だけを取捨選択し物語を組み立て、主義主張を重ねるという構図が、これは防衛への無理解による俗説の醸成と非常に共通点が。
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報道がすべて正しいという主張を重ねるのではないのですが、少なくともファクトチェックに相当の費用を投じているとともに、これまでファクトチェックを機能させたことにより一定程度の正統性を得ている、という簡単な事実への欠如があるのではないか、と。
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ブルーインパルスは、小牧基地周辺での飛行展示がこれまで反対運動などにより行えていなかったわけですが、国際航空宇宙展に関わる中部国際空港周辺での飛行展示へ小牧からリモートで実施した際に、同日が航空祭という事で曲がりなりにも参加実績を積む。
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アクロバット飛行、凄いね、というだけの話題なのかもしれませんが、ここに来るまでの長い時間というものを思い返しますと、ブルーインパルス飛行展示が小牧基地で見られるとはねえ、と周りの方々の感動の輪の中に自然と入ってゆく気分となるのですよね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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皆さんお楽しみの浜松基地航空祭がいよいよ来週ですね。
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ブルーインパルス飛行展示、小牧基地航空祭にて見ることができるようになりましたのはなかなか驚きでした、こういいますのも小牧基地雄編住民は騒音問題、特に民間機ではなく自衛隊機の騒音やその他の問題にウルサイもとい敏感で、抗議が凄いのだという。
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アクロバット飛行は航空法違反だ、という主張まであるそうで、それならば防衛出動なんかも対応できなくなる、このあたりまで考えずに知った部分だけを主張されますと無知を晒すようで。自衛隊機の運用は防衛庁の航空機の運航に関する訓令に依拠し行われている。
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昭和 31 年防衛庁訓令第 34 号としてこの防衛庁の航空機の運航に関する訓令が示され、この枠内において実施されています。予定飛行空域の気象状況並びに着陸予定地飛行場等及びその航空保安施設の状況を確認し示された飛行計画に基づく、条件付けがあるのだ。
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着陸予定地の状況、航空保安施設の状況、航空機の状況、乗組員の技量等を考慮して安全な飛行計画の作成が行われ、その中には広報業務も任務飛行として含まれています。なにも趣味で勝手に飛ばせば問題なのでしょうが、飛行計画に基づく任務飛行、ということ。
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広報行事、そもそもわが国には防衛力への偏見というものが存在しますが、この偏見というものの価値観や背景というものを、ある程度防衛に関する関心と共に知識を有する、調べるという基本的姿勢だけでも時間という有限なリソースが必要ではある、努力が必要だ。
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防衛力そのものについては、理解するには、専守防衛と共にアメリカという同盟国は存在するものの片務的な同盟と揶揄されるとおり、相互の防衛力を理解するには当事者同士だけで良く、国民が知識としてさえ防衛に参画する機会は、ある程度の選択が必要でした。
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義務教育で教えてくれるわけではなく、また新聞などでそうした情報が無限に掲載されるわけではない、故に誤解と偏見が生じる、こうしたもの、これまでは、そんなものか、と理解できる側とできないものの境界線を考えさせられたのですが、この数年認識が変わる。
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COVID-19新型コロナウィルス感染症、まあ、このCOVID-19新型コロナウィルス感染症には航空祭が中止になるだけではなく日本だけで数万の死者がでるという緊張が走ったのですが、その前に、ただの風邪だとか感染者は嘘だとかワクチン陰謀論などがでた。
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コロナウィルス陰謀論というのは、これはまさに理解の不足と調べる努力の欠如、海外論文や公的研究情報を無視して、都合の良い情報だけを取捨選択し物語を組み立て、主義主張を重ねるという構図が、これは防衛への無理解による俗説の醸成と非常に共通点が。
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報道がすべて正しいという主張を重ねるのではないのですが、少なくともファクトチェックに相当の費用を投じているとともに、これまでファクトチェックを機能させたことにより一定程度の正統性を得ている、という簡単な事実への欠如があるのではないか、と。
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ブルーインパルスは、小牧基地周辺での飛行展示がこれまで反対運動などにより行えていなかったわけですが、国際航空宇宙展に関わる中部国際空港周辺での飛行展示へ小牧からリモートで実施した際に、同日が航空祭という事で曲がりなりにも参加実績を積む。
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アクロバット飛行、凄いね、というだけの話題なのかもしれませんが、ここに来るまでの長い時間というものを思い返しますと、ブルーインパルス飛行展示が小牧基地で見られるとはねえ、と周りの方々の感動の輪の中に自然と入ってゆく気分となるのですよね。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)