■自衛隊関連行事
COVID-19影響により今週末も行事はなし、神戸に護衛艦が来ますが募集対象者事前抽選限定公開です。そこで懐かしい築城の写真とともにポストコロナを考えてみましょう。
築城基地航空祭。例年であれば、今頃には築城基地航空祭が行われる季節ですが、残念ながら本年は他の航空祭と同じく築城基地航空祭も中止となっています。なにしろ航空祭の規模は大きい、地方都市一つ分の人口が動くのですし、基地では所謂社会的距離を維持できたとしても、輸送に当る公共交通機関が混雑しない航空祭は、みたことがありません。
ワクチン、アストラゼネカとファイザーなどなど、効果が期待できるワクチンが徐々に完成しており、なにしろ戦争が起こっている訳でもありませんので感染対策が一丁目一番地、すると、この種のワクチン開発としては非常に早い短期間で実現しているのですが、これによる公衆免疫が完成したならば、2021年には航空祭を行う事は出来るのでしょうか。
第三波。実際には警戒されていた冬の第二波であると考えているのですが、現在の感染拡大は非常に懸念すべき状況で、特に高齢化の進んだ我が国では、春の第一波にて感染拡大を防げなかったイタリアでの大量の死者が発生した背景に、OECD加盟国中二番目という高齢化率が挙げられ、OECD加盟国中一番という高齢化が進む日本では、警戒が必要です。
日本は感染対策に成功した、と誤解されるのかもしれませんが、ここで対応を間違えれば一挙に一ヶ月間で数千や一万単位の死者を想定する必要があり、これは大袈裟ではなく欧州や南米、アジア地域で実際に発生している現実です。ただ、自粛と警戒が延々ではない、ということが、上記の通り進む複数のワクチン開発の順調な治験、といえるのですね。
2022年までは自衛隊も慎重となるのではないか、こうは考えるところですが、伊丹駐屯地、八尾駐屯地、出雲駐屯地、日本原駐屯地、僅かではありますが、招待客と募集対象者及びその家族に限定して抽選での数百人規模の一般公開の再開となっていますので、ワクチン普及の後には募集広報の重要性などから、駐屯地祭航空祭は光明はある、と考えています。
航空祭が再開するとしまして、問題は宿泊業や輸送業が軒並み、COVID-19の影響を受けている事です、ここの影響が大きければ、遠出するにも不便となるのかもしれません。勿論近傍の航空祭や駐屯地祭は別ですが。具体的に考えますと、格安航空券やLCCローコストキャリアがどの程度戻ってくるのか、という点です。九州沖縄北海道はここに依存する。
実際問題、GOTOトラベルの割引は物凄いものがありまして、前には格安航空券とビジネスホテルを組み合わせた個人旅行よりも若干安価な価格帯で、往復新幹線と観光ホテルを利用する事が出来るのですから、気にはならないのでしょうが、これが終了し、そしてフラッグシップキャリアはじめ航空会社が航空機材を整理し始めた現状、どうなるのか。
国内航空路線は大型機を小型機に置換え、一部路線を運休とする一方、フラッグシップキャリアは生き残りを図っていますが、これでは旅割はじめ早い時期に航空券を確保した場合でも大幅な割引は見込めなくなるのではないか、という懸念があります。そしてLCCの大規模運休、更にはエアアジアジャパンの倒産です。LCC各社でも大規模な運休が続く。
LCCについては、エアアジアの運休に伴う返金が大幅に遅延し、その間に倒産、というものがありまして、なにか旅行会社てるみくらぶ倒産を思い出してしまうのですが。航空会社を選ぶ際には、特に早割を適用する場合、コロナ終息後も経営状況の格付けを見る必要も感じ、再び空の旅というものは価格帯的な意味で難しいものとなるのかもしれません。
外国人向けホテルなどは閉鎖されたままの建物が目立つ。実は幾つか、日本人お断りのホテルや温泉施設を見てみますと、某駅前の大きなものを含め国内観光需要や国内在留外国人向け宿泊施設に転換できなかったホテルを見ていまして、昔宿泊を打診して空き室はあるが駄目だと断られた経験から、さもありなん、とは思うものの不憫にも思う次第でして。
自衛隊行事の際にお世話になりましたホテルを見ますと、ほぼ頑張っているのですが、手頃な価格帯の別館を閉鎖している事例や、宿泊予約は受け付けているものの近隣の同系列ホテルに宿泊を集約しているなど、これは一時的な部分休業ではあるのでしょうが、影響は出始めています。GOTOトラベル需要喚起が終了した先、果たしてどうなるのでしょう。
このGOTOトラベルによる旅行需要の先取りは、実は後に外国人旅行需要インバウンドに円滑に引き継げなければ、大きな影響は当然想定されるとともに、観光業は勿論、旅客輸送と間接的に物流全般へも影響しているものでして、ポストコロナ時代の自衛隊行事、その為の遠出というものが、どのように変容してゆくのかは、ちょっと考えてしまいますね。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・今週末の行事なし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関
COVID-19影響により今週末も行事はなし、神戸に護衛艦が来ますが募集対象者事前抽選限定公開です。そこで懐かしい築城の写真とともにポストコロナを考えてみましょう。
築城基地航空祭。例年であれば、今頃には築城基地航空祭が行われる季節ですが、残念ながら本年は他の航空祭と同じく築城基地航空祭も中止となっています。なにしろ航空祭の規模は大きい、地方都市一つ分の人口が動くのですし、基地では所謂社会的距離を維持できたとしても、輸送に当る公共交通機関が混雑しない航空祭は、みたことがありません。
ワクチン、アストラゼネカとファイザーなどなど、効果が期待できるワクチンが徐々に完成しており、なにしろ戦争が起こっている訳でもありませんので感染対策が一丁目一番地、すると、この種のワクチン開発としては非常に早い短期間で実現しているのですが、これによる公衆免疫が完成したならば、2021年には航空祭を行う事は出来るのでしょうか。
第三波。実際には警戒されていた冬の第二波であると考えているのですが、現在の感染拡大は非常に懸念すべき状況で、特に高齢化の進んだ我が国では、春の第一波にて感染拡大を防げなかったイタリアでの大量の死者が発生した背景に、OECD加盟国中二番目という高齢化率が挙げられ、OECD加盟国中一番という高齢化が進む日本では、警戒が必要です。
日本は感染対策に成功した、と誤解されるのかもしれませんが、ここで対応を間違えれば一挙に一ヶ月間で数千や一万単位の死者を想定する必要があり、これは大袈裟ではなく欧州や南米、アジア地域で実際に発生している現実です。ただ、自粛と警戒が延々ではない、ということが、上記の通り進む複数のワクチン開発の順調な治験、といえるのですね。
2022年までは自衛隊も慎重となるのではないか、こうは考えるところですが、伊丹駐屯地、八尾駐屯地、出雲駐屯地、日本原駐屯地、僅かではありますが、招待客と募集対象者及びその家族に限定して抽選での数百人規模の一般公開の再開となっていますので、ワクチン普及の後には募集広報の重要性などから、駐屯地祭航空祭は光明はある、と考えています。
航空祭が再開するとしまして、問題は宿泊業や輸送業が軒並み、COVID-19の影響を受けている事です、ここの影響が大きければ、遠出するにも不便となるのかもしれません。勿論近傍の航空祭や駐屯地祭は別ですが。具体的に考えますと、格安航空券やLCCローコストキャリアがどの程度戻ってくるのか、という点です。九州沖縄北海道はここに依存する。
実際問題、GOTOトラベルの割引は物凄いものがありまして、前には格安航空券とビジネスホテルを組み合わせた個人旅行よりも若干安価な価格帯で、往復新幹線と観光ホテルを利用する事が出来るのですから、気にはならないのでしょうが、これが終了し、そしてフラッグシップキャリアはじめ航空会社が航空機材を整理し始めた現状、どうなるのか。
国内航空路線は大型機を小型機に置換え、一部路線を運休とする一方、フラッグシップキャリアは生き残りを図っていますが、これでは旅割はじめ早い時期に航空券を確保した場合でも大幅な割引は見込めなくなるのではないか、という懸念があります。そしてLCCの大規模運休、更にはエアアジアジャパンの倒産です。LCC各社でも大規模な運休が続く。
LCCについては、エアアジアの運休に伴う返金が大幅に遅延し、その間に倒産、というものがありまして、なにか旅行会社てるみくらぶ倒産を思い出してしまうのですが。航空会社を選ぶ際には、特に早割を適用する場合、コロナ終息後も経営状況の格付けを見る必要も感じ、再び空の旅というものは価格帯的な意味で難しいものとなるのかもしれません。
外国人向けホテルなどは閉鎖されたままの建物が目立つ。実は幾つか、日本人お断りのホテルや温泉施設を見てみますと、某駅前の大きなものを含め国内観光需要や国内在留外国人向け宿泊施設に転換できなかったホテルを見ていまして、昔宿泊を打診して空き室はあるが駄目だと断られた経験から、さもありなん、とは思うものの不憫にも思う次第でして。
自衛隊行事の際にお世話になりましたホテルを見ますと、ほぼ頑張っているのですが、手頃な価格帯の別館を閉鎖している事例や、宿泊予約は受け付けているものの近隣の同系列ホテルに宿泊を集約しているなど、これは一時的な部分休業ではあるのでしょうが、影響は出始めています。GOTOトラベル需要喚起が終了した先、果たしてどうなるのでしょう。
このGOTOトラベルによる旅行需要の先取りは、実は後に外国人旅行需要インバウンドに円滑に引き継げなければ、大きな影響は当然想定されるとともに、観光業は勿論、旅客輸送と間接的に物流全般へも影響しているものでして、ポストコロナ時代の自衛隊行事、その為の遠出というものが、どのように変容してゆくのかは、ちょっと考えてしまいますね。
■駐屯地祭・基地祭・航空祭
・今週末の行事なし
■注意:本情報は私的に情報収集したものであり、北大路機関が実施を保証するものではなく、同時に全行事を網羅したものではない、更に実施や雨天中止情報などについては付記した各基地・駐屯地広報の方に自己責任において確認願いたい。情報には正確を期するが、以上に掲載された情報は天候、及び災害等各種情勢変化により変更される可能性がある。北大路機関