■かが-とわだ,洋上補給を再現
第4護衛隊群のヘリコプター搭載護衛艦かが、補給艦とわだ並列に沖留される情景は昨年中止となった自衛隊観艦式での訓練展示のよう。
かが、とわだ。海上自衛隊最大の護衛艦であるヘリコプター搭載護衛艦と建造当時は一個護衛隊群の護衛艦全てに補給を行えたという総合補給艦の並びです。風向きから二隻が並んで航行しているような情景となっていまして、あたかも、洋上補給しているようだ。
F-35B戦闘機の搭載改修が決定している全通飛行甲板型護衛艦です。F-35Bは第五世代戦闘機としての性能を有すると共に搭載するAPG-81レーダーの収集した情報はニフカ海軍先進情報網により共有する事が出来、AMRAAM空対空ミサイル以外を武器と出来るもの。
ヘリコプター搭載護衛艦からF-35Bを運用した場合、AMRAAMを使用しますと発射により位置が暴露してしまうのですが、情報共有するならば、こんごう型、あたご型、まや型、海上自衛隊の保有するイージス艦からスタンダードSM-6艦対空ミサイルで対処可能です。
イージス艦とF-35Bの連携は、スタンダードSM-6の射程が370kmから目標高度によっては450kmと非常に長大である事から、イージス艦の見通し線外へ対処する事となります。その為に目が必要ですが、安易な目、無人機では敵防空艦の脅威下では活動が出来ません。
広域防空艦。X-47B無人機のようなステルス性を有する航空機であればF-35Bのセンサー機能を置き換えられるのかもしれませんが、垂直離着陸が不可能であり運用にはニミッツ級規模の空母か陸上基地から運用する必要があり、結局F-35Bしか選択肢が無いのですね。
長射程化。自衛隊は専守防衛の原則からミサイル等の射程を大きく自制してきたのですが、各国の地対空ミサイルや戦術ミサイルが数百kmかた一千km以遠に延伸しているため、想定戦域が年々広域化しており、自衛隊もこれに併せて変革を強いられた、結果が本型です。
ぶんご、おおすみ。呉は坂の街、こう呼ばれる所以はこの写真が全てを物語っているように思えます、そして海上自衛官として長く奉職された方々は佐世保や横須賀に舞鶴と並び呉に住居を構えるというお話を聞きまして、なるほど先輩方が見守る構図なのでしょうか。
上陸五分前。上陸用舟艇のような情景です、5.5kmの船旅といいますか、下手な軍港めぐり遊覧船よりもこうした情景の方が、遊覧船は間近に寄れるのですけれども、ここからは護衛艦に近すぎず密集した迫力ある情景を撮影できるのだな、と妙に感心したりしました。
いなづま。むらさめ型護衛艦の5番艦です。ジャパンマリンユナイテッドにて定期整備中の情景でして、しかし呉基地に入港する護衛艦は艦首を内陸へ向ける為、こちらに正面を向けてくれます情景は貴重です、やはり護衛艦は正面から撮影したいというのが本音です。
むらさめ型、平成初期から9隻を量産しまして余裕ある設計は改良型である護衛艦たかなみ型5隻、防空強化型あきづき型4隻、そして集大成といえる最新の護衛艦あさひ型2隻とともに護衛艦隊中枢を担っていまして、恐らく2030年代一杯延命を経て活躍しましょう。
ジャパンマリンユナイテッドにてもう一隻、こちらはドックに入渠しています。流石に此処からでは艦名までは判別しません、ただマストに司令旗が掲げられていますので同時期に重整備、いなづま、と同じ第四護衛隊群第四護衛隊の護衛艦さみだれ、なのでしょうか。
大和のふるさと。ここでは日本海軍が決戦戦力として建造した大和型戦艦一番艦大和、が建造されました。海軍工廠から変遷は重ねましたが戦後も造船の街として存続し、自衛隊創設後は海上防衛要衝として今に至る、そんな様子をフェリーから眺める事が出来ました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
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(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
第4護衛隊群のヘリコプター搭載護衛艦かが、補給艦とわだ並列に沖留される情景は昨年中止となった自衛隊観艦式での訓練展示のよう。
かが、とわだ。海上自衛隊最大の護衛艦であるヘリコプター搭載護衛艦と建造当時は一個護衛隊群の護衛艦全てに補給を行えたという総合補給艦の並びです。風向きから二隻が並んで航行しているような情景となっていまして、あたかも、洋上補給しているようだ。
F-35B戦闘機の搭載改修が決定している全通飛行甲板型護衛艦です。F-35Bは第五世代戦闘機としての性能を有すると共に搭載するAPG-81レーダーの収集した情報はニフカ海軍先進情報網により共有する事が出来、AMRAAM空対空ミサイル以外を武器と出来るもの。
ヘリコプター搭載護衛艦からF-35Bを運用した場合、AMRAAMを使用しますと発射により位置が暴露してしまうのですが、情報共有するならば、こんごう型、あたご型、まや型、海上自衛隊の保有するイージス艦からスタンダードSM-6艦対空ミサイルで対処可能です。
イージス艦とF-35Bの連携は、スタンダードSM-6の射程が370kmから目標高度によっては450kmと非常に長大である事から、イージス艦の見通し線外へ対処する事となります。その為に目が必要ですが、安易な目、無人機では敵防空艦の脅威下では活動が出来ません。
広域防空艦。X-47B無人機のようなステルス性を有する航空機であればF-35Bのセンサー機能を置き換えられるのかもしれませんが、垂直離着陸が不可能であり運用にはニミッツ級規模の空母か陸上基地から運用する必要があり、結局F-35Bしか選択肢が無いのですね。
長射程化。自衛隊は専守防衛の原則からミサイル等の射程を大きく自制してきたのですが、各国の地対空ミサイルや戦術ミサイルが数百kmかた一千km以遠に延伸しているため、想定戦域が年々広域化しており、自衛隊もこれに併せて変革を強いられた、結果が本型です。
ぶんご、おおすみ。呉は坂の街、こう呼ばれる所以はこの写真が全てを物語っているように思えます、そして海上自衛官として長く奉職された方々は佐世保や横須賀に舞鶴と並び呉に住居を構えるというお話を聞きまして、なるほど先輩方が見守る構図なのでしょうか。
上陸五分前。上陸用舟艇のような情景です、5.5kmの船旅といいますか、下手な軍港めぐり遊覧船よりもこうした情景の方が、遊覧船は間近に寄れるのですけれども、ここからは護衛艦に近すぎず密集した迫力ある情景を撮影できるのだな、と妙に感心したりしました。
いなづま。むらさめ型護衛艦の5番艦です。ジャパンマリンユナイテッドにて定期整備中の情景でして、しかし呉基地に入港する護衛艦は艦首を内陸へ向ける為、こちらに正面を向けてくれます情景は貴重です、やはり護衛艦は正面から撮影したいというのが本音です。
むらさめ型、平成初期から9隻を量産しまして余裕ある設計は改良型である護衛艦たかなみ型5隻、防空強化型あきづき型4隻、そして集大成といえる最新の護衛艦あさひ型2隻とともに護衛艦隊中枢を担っていまして、恐らく2030年代一杯延命を経て活躍しましょう。
ジャパンマリンユナイテッドにてもう一隻、こちらはドックに入渠しています。流石に此処からでは艦名までは判別しません、ただマストに司令旗が掲げられていますので同時期に重整備、いなづま、と同じ第四護衛隊群第四護衛隊の護衛艦さみだれ、なのでしょうか。
大和のふるさと。ここでは日本海軍が決戦戦力として建造した大和型戦艦一番艦大和、が建造されました。海軍工廠から変遷は重ねましたが戦後も造船の街として存続し、自衛隊創設後は海上防衛要衝として今に至る、そんな様子をフェリーから眺める事が出来ました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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