■臨時情報-トルコ南東地震
建物が倒壊する様子は心が痛むとしか言いようが有りません。前回のトルコ地震では自衛隊の掃海母艦と輸送艦と補給艦が派遣されましたが海上移動は時間を要する。
トルコ南西地震による死者数は6000の大台に乗ろうとしています、エルドアン大統領は10県に非常事態宣言を発令したとも報じられていますが、同時に首都アンカラやイスタンブールでは被災地へ向かう救助隊や国際救助部隊とともに有志のボランティアが集まり始めているという心強い一報も入っています。こうした中で課題は被災地への移動手段だ。
1999年トルコ地震に際しては海上自衛隊が新鋭の輸送艦おおすみ、以下3隻へ被災地支援物資を載せて派遣していますが、2010年パキスタン地震では陸上自衛隊のUH-1多用途ヘリコプターをC-130H輸送機にて輸送し、山間部の被災地支援や救助活動に充てた事例があります、輸送艦では時間がかかるが、C-2輸送機ならばトルコまで充分展開可能です。
被災地へ救助部隊が入るにはヘリコプターや車両が不足しているということで、日本時間7日の時点で既に各国からは12の救助隊1400名が集結、8日には更に27の救助隊がトルコへ到着するという、しかし、車両が充分なく被災地へ入れないという。具体的には、国際救助部隊は各国の消防や警察などの専門レスキュー部隊を中心に編成されています、が。
レスキュー部隊は空挺部隊ではなく、移動は基本的に旅客機により展開しますそして旅客機に載せられる車輛とうものは、あるには在るのですが国際救助部隊はこうした車両を装備していません、つまり現地での移動手段が無い状態なのですね。これが軍用輸送機により展開する緊急展開部隊であれば事情は違うのでしょうけれども、現地では不足している。
C-2輸送機にUH-60JA多用途ヘリコプターを載せて展開させる必要はないか、もちろんトルコはNATO加盟国ですし、ギリシャとの微妙な関係はありますが、イタリアやフランスの空母部隊や空中機動部隊に支援を要請する選択肢はあります、しかし、これは日本の2011年東日本大震災の教訓なのですが、こういうとくにはどれだけ航空機が有ってもたりない。
日本からは警視庁などが国際緊急援助隊として出動していますが、やはり警視庁も移動は旅客機であり、現地の空港、国際線のある一定以上の規模の空港から被災地までは移動手段が無いという実情です。NATOやアメリカ軍からの支援、中国の支援なども考えられるのですが、こうした状況では被災地は一機でも多くのヘリコプターを必要としています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
(第二北大路機関: http://harunakurama.blog10.fc2.com/記事補完-投稿応答-時事備忘録をあわせてお読みください)
建物が倒壊する様子は心が痛むとしか言いようが有りません。前回のトルコ地震では自衛隊の掃海母艦と輸送艦と補給艦が派遣されましたが海上移動は時間を要する。
トルコ南西地震による死者数は6000の大台に乗ろうとしています、エルドアン大統領は10県に非常事態宣言を発令したとも報じられていますが、同時に首都アンカラやイスタンブールでは被災地へ向かう救助隊や国際救助部隊とともに有志のボランティアが集まり始めているという心強い一報も入っています。こうした中で課題は被災地への移動手段だ。
1999年トルコ地震に際しては海上自衛隊が新鋭の輸送艦おおすみ、以下3隻へ被災地支援物資を載せて派遣していますが、2010年パキスタン地震では陸上自衛隊のUH-1多用途ヘリコプターをC-130H輸送機にて輸送し、山間部の被災地支援や救助活動に充てた事例があります、輸送艦では時間がかかるが、C-2輸送機ならばトルコまで充分展開可能です。
被災地へ救助部隊が入るにはヘリコプターや車両が不足しているということで、日本時間7日の時点で既に各国からは12の救助隊1400名が集結、8日には更に27の救助隊がトルコへ到着するという、しかし、車両が充分なく被災地へ入れないという。具体的には、国際救助部隊は各国の消防や警察などの専門レスキュー部隊を中心に編成されています、が。
レスキュー部隊は空挺部隊ではなく、移動は基本的に旅客機により展開しますそして旅客機に載せられる車輛とうものは、あるには在るのですが国際救助部隊はこうした車両を装備していません、つまり現地での移動手段が無い状態なのですね。これが軍用輸送機により展開する緊急展開部隊であれば事情は違うのでしょうけれども、現地では不足している。
C-2輸送機にUH-60JA多用途ヘリコプターを載せて展開させる必要はないか、もちろんトルコはNATO加盟国ですし、ギリシャとの微妙な関係はありますが、イタリアやフランスの空母部隊や空中機動部隊に支援を要請する選択肢はあります、しかし、これは日本の2011年東日本大震災の教訓なのですが、こういうとくにはどれだけ航空機が有ってもたりない。
日本からは警視庁などが国際緊急援助隊として出動していますが、やはり警視庁も移動は旅客機であり、現地の空港、国際線のある一定以上の規模の空港から被災地までは移動手段が無いという実情です。NATOやアメリカ軍からの支援、中国の支援なども考えられるのですが、こうした状況では被災地は一機でも多くのヘリコプターを必要としています。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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