イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

鳩が教えてくれるもの!

2007-10-11 | 第九章「愛」

最近公園で鳩を見た。鳩というと、ノアの箱舟にオリーブの葉をくわえて戻ってきた鳩のことを思い出す。ノア夫婦を初めとする、人間や動物が陸地に上陸するための貴重な情報になったのである。

人類発祥の話は、ノアの話やアダムとイブの話などいろいろある。ギリシャ神話でも日本神話でもいろいろある。神話の世界も大事だが、最近は科学の発展もあり、実証的にかなり昔のことが判ってきている。

いろいろな説があるが、500万年前に人類がゴリラから分化し、アフリカで360万年前の人類化石も発見されている。人類がアフリカを基点に広まってきたと考えるのが定説になりつつあるようだ。

そんな昔を考えると、現代の多様な状況も、元を糾せば限られた人類の祖先集団になるようである。

様々な人種・民族や宗教・思想といった、現在人々を分け隔てている障害も、昔はそんなもの無かったり、あるいは大した差ではなかったのだ。

われわれの祖先というと、殆どの人は精々数千年の歴史を頭に描くが、それは歴史の教科書の問題で、実際は数百万年の歴史、さらに生命を考えれば40億年の歴史がある。

そして、大昔の祖先から繋がるっているものを考えてみる。DNAの歴史などもあるが、個人的に興味があるのは、愛の問題である。

20万年前のネアンデルタール人のお墓に花の花粉が沢山あり、埋葬時に花を入れたことが判っている。当時から愛しあう祖先たちがいたのだ。

鳩は、互いに争う私たちに、争いの無い平和な大地の存在を教えてくれているようだ。

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