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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

苦難をのりこえ成長するとは?(コミュニケーション 10/10)

2011-05-11 | 第九章「愛」

 3月11日の東日本大震災から2カ月経過した。未だ、死者・行方不明者の人数すら確定できない大災害であり、亡くなられた方々の無念さを想うと、生き残った同じ日本人としての責務を真剣に考えざるを得ない。

 二度と、津波や放射能汚染に苦しめられない社会構築のために(ちょっと大げさだが)何かしなければと思う。

 それと同時に、私はこころの問題も人生の大きな課題として担っている。期せず、今回の大災害と同じ規模の死者が毎年、この日本に生じていることも忘れてはならない。自殺者30,000人以上をもう10年以上更新している日本社会。この死者の為にも、何かしなければならないのではないか。そんなことを考えている。

 さて、今回で、コミュニケーションの項目を終える。ロジャースのパースナリティ理論が、こうした時代の基礎にもなるな、と漠然と想いはじめてきた。今日はロジャースの19番目の命題。

 この命題は、心理療法やカウンセリングでの≪気づき≫を説明している重要な命題だが、人間の様々な活動の中にも様々に応用できる。創造や発明。自己の成長や生き甲斐。社会の発展。コミュニケーションによる二人の和解・・・

19:個人は、自分の有機的経験をますます多く自分の自己構造へと知覚し受容するにつれて、自分が、歪曲して象徴されていた自分の内面への投影にきわめて大きく基礎づけられた現在の価値体系を、つぎつぎと起こっている有機体的な価値づけの過程と置き換えていることに気づくのである。

>有機体は生身の人間と置き換えて見ると判り易い。自分が、歪曲して象徴され・・・は世の常識とか、自分が周りから刷りこまれた認識などと考えるとよい。有機体的な価値づけとは、感情を含む身体的でもある自分というような感じである。

あっ判った!というとき。困難の中を不思議に乗り越えたとき。誰にでもそういった体験。原体験があるように思う。それを、のんびり思索してみると、とても役立つ。私の場合は、7歳の時にアラスカで現地の小学校に入ったときのことが、今でも思い出される。

コミュニケーション 10/10

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