イキイキと自己実現の道を歩むには、日々の暗い感情の支配から、解釈を変えながら極力明るい感情にすることで、こころの防衛機制から解放され、自分の歩む道を見えやすくすることが一つのポイントになる。
そして、その方法論としての性格形成の心理学も、学ぶ人にとって、自己肯定・他者肯定の方向に向きやすい理論が良いようだ(生き甲斐の心理学 121ページ)。
私の場合、思い当たることがいくつかある。一つは知能テストなど特性・因子理論に対する想いである。大学生の時、行動科学の研究室で学習理論を研究したのだが、その時に、様々なテストを使ったことがあった。研究にはとても役立ったが、それを使う自分自身にとっては何か抵抗があった。恐らく、成育史から特性・因子理論が自己否定や他者否定に向かわせた何かがあったのだろう。
もう一つは、大学3年の時に良く読んだ、フランクルの理論である。何処まで理解したのか良く判らないがあるが、実存主義的理論は、やはり成育史から見て、自分に合わない理論だったのだろう。考えてみれば、高校生のころに齧ったニーチェなども、自分には心理的に合わない理論だった。
若いころは、防衛機制の塊のようで、勇ましい理論、歯切れのよい理論が魅力的であったが、実際この年になって、自分弱さを始め、人のありようの経験から、自分に合う理論を大切にしたいと思う。
さて、昨日は楽しい経験を動物園でした。雨の中、屋根のあるところに沢山の猿が集まっていて、母親のチンパンジーと子供のチンパンジーのやりとりを近くでみることができた。悪戯をする子供に、母親が怒る様は、人格形成論や自己愛の問題を考える上でとても参考になる。次のYouTube映像をご覧ください。
この動物園心理学?!は、自己肯定・他者肯定に向かわせる理論であることは確かだ!
愛の舞台 4/10
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