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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

それぞれの愛・・・愛の多様性を解釈する意義!(愛の舞台 8/10)

2011-05-29 | 第十章「今ここでの恩寵」

 この年になり、源氏物語を読んだり、あるいは古代史の女帝(持統天皇、称徳天皇・・・)に関する小説や歴史に興味を持つようになった。

 年表と系図。これが、必携のツールで、様々な登場人物を味わう。若い頃にはなかなか理解できなかった、人のこころの機微に触れられるのだ。さらに、「生き甲斐の心理学」を学んでいることも影響している。エリクソン等の人格形成論の知識や、愛の原形に関する知識は多様な人を暖かく見る上で役立つ。

 さて、古代を妄想するのではなく、今ここの現実を考える上で、人それぞれの愛の原形を意識することは、とても大切だ。自分の殻(身体や成育史から形成された自我?)の中だけの狭い愛のイメージだけでなく、殻の外の愛に触れる喜びに繋がる。

 「あなたの愛の原形は何ですか?」などの質問をしなくても、何となく、その人の眼差しや言動のなかに、感じるものがある。

 妻や娘、母など身近な人でも、当たり前だが、自分の愛の原形と異なる。自分のアイデンティティが定まると、そうした他者の愛もより感じやすくなるのだろうか。そして、他者の愛がより感じられるようになると、世界が一段と楽になっていく。

 話は変わるが、最近、テレビで動物の話を二晩続けて見た。ひとつは上野のパンダの飼育に関するお話。そして昨日はヒョウやライオン、ツンドラのラリブーの映像を楽しんだ。人とパンダのように、種が違っても、これだけのエネルギーが生まれるのか。これは、単なるこころの仕組みである、投影や置き換えと違っているのでは。

 最近、多摩動物公園に良く行く。そして、その中でみる動物たちの様々な行動。チンパンジーの愛。チータの愛・・・人類ではないが、同じ想像もできない40億年の苦難の生命の歴史(DNA的にみれば同類)を、共に生き抜いてきた友の愛を感じているのかもしれない。

 蛇足だが、他者の瞬間瞬間の愛をどう柔軟に解釈するか。これも心の健全性と関係が深い。私は動物園で愛の訓練、健康体操をしている!

 愛の舞台 8/10

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