イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

「春過ぎて夏来にけらし白妙の衣ほすてふ天の香具山」(愛の舞台 1/10)

2011-05-22 | 第十章「今ここでの恩寵」

久しぶりに関西に来た。大震災の影響でなんとなくギスギスしている東京と違いゆったりとした空気を感じてしまう。

しかも,新大阪や梅田の駅も改修してたり改修後いで活気も感じた(道に迷ったりも)。

さて,今朝目覚めの時,持統天皇の表題の歌が浮かんだ。

昨晩の楽しい語らいのせいか。あるいは肌で感じる季節感からか。

天武天皇や藤原不比等と一緒に日本の今に続くありようが創られた時期。女帝は何を肌で感じ生きていたてのだろう。

この歌は様々に解釈されているが、わたしは歴史学者で陰陽の大家,吉野裕子氏の解釈が好きだ。

氏はこの歌を昼でなく夜読んだとする。しかも「白妙の衣ほすてふ」は夜空のスバルだと推察している。

女帝の成育史や香久山に衣を干すかと考えると,この歌の「今ここ」を朔の月のない夜に輝くプレヤデス星団とイメージすると凄い。かつてサラリーマンにカラオケで愛唱された昴の原形かもしれない。

愛の舞台 1/10

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