多摩動物園で楽しむコツは、季節を変え、時間を変えるなどして訪れることのようだ。その中で、いろいろな動物を多角的に見られる。幕の内弁当のように、美味しいところのつまみ食い的な鑑賞方法もあるが、季節を変え、時間を変えてみるとより深く動物を識ることができるのだろう。
マレーバクもそうである。先日行ったときは、池を渡るところが見られた。水の中でフンを排泄するなど、水と縁の深い動物であり、ゆったりと草を食んでいる姿は、中国で生まれた架空の動物漠の起源を感じてしまう。
漠は、悪夢を食べるという。昔は良い夢を観るために枕元に漠の絵を飾ったりしたそうだ。
東日本大震災は、実に悪夢であった。情報開示をめぐり、今でも不安感を高めたり、不安から怒り、怒りから身体症状、そしてウツ、錯乱とストレス曲線を登る人も出てきているようである。病的なストレスをどこで立ちきるか。
マレーバクは、のんびりと草を食む(キリンなどと違い、貪らないため、草も沢山のこっている)。ゴーイングマイウェイ。ごろりと鼻を短くして眠る。
悪夢解消法をマレーバクは身を持って示しているようでもある。
是非、次の写真をスライドショウでご覧ください。
2011-05-16マレーバク |
愛の領域 7/10