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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

いとしい人に花で愛を伝える!(縄文スイッチ ② 3/10)

2014-12-22 | 第一章「意識と知覚」

 埋葬の時に花を手向ける。人間は不完全であるので、もちろん素晴らしい思い出もあるだろうし、思い出したくもない嫌なこともあったかもしれない。しかし、そんな人の死に際して、丸ごと愛おしみ人は花をささげる。

 愛とは何か・・・そんなことを教えていただいたように思う。

 さて、埋葬時に花をささげることは、現世人類だけでなく滅び去った人類にもあったようだ。有名な事例は6万年くらい前のイラクのシャニダール洞窟で発見されたネアンデルタール人だ。墓に花をささげたと思われる集中する花粉が見つかってる。そして、縄文時代でも長野県野尻湖に一万年以上前の墓にカシと楓の花が捧げられたり、他でも花をささげた形跡が見つかっている。私たちの祖先も、愛を死者に伝達するために花をささげたようなのだ。

 亡くなった人に対し魂に花をささげることも大事だとおもうが、生きているひとに愛を花とは限らないが伝達することも大事だ。マッサンでも鴨居社長が後悔していたことに、息子に伝えなければいけないことを、そのうち判ってくれると思い伝えなかった場面が印象てきだった。残念ながら愛は伝えなければ判らないものだからだ。そして、人は大切にされていることが判れば、それだけで癒されるものだ。

 今日は冬至。古来のイメージでいえば、太陽が死に、そして明日から再生する日だ。ゆず湯に入って感謝をささげたい。

縄文スイッチ ② 3/10

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