イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

過去の失敗からの暗い解釈を越えて!(解釈のこと 2/10)

2016-02-15 | 第七章「光と復活体」

 人の一生は、思わぬ方向に舵をとることもあるのだと、つらつら思っている。

 私は、幼いころから身近に父や祖父がおり、どちらも理科系だった。そんなこともあり、幼いうちから将来は理科系に・・・という思い込みがあったようだ。そして、小学校、中学校と国語の成績は悪かった。特に中学2年の時は最悪だった。それを、中三で少しばかり克服したこともあるのか、高校になると国語が1年好きになったのだが、ちょっとした気の迷いと考え、理科系で進学し、就職も理科系に拘った。

 しかし、就職してからは、やや文化系的な道を歩み始める。さらに、中年を過ぎてからカウンセリングに興味をもち、生き甲斐の心理学に出会い、今に至っている。カウンセリングや心理療法の分野には芸術療法などもあるが、基本は言語療法であり、言葉表現は実に大事だ。それゆえ、日本語の研究も勉強の一部に入っていたりする。

 自分の中にある、さまざまな失敗や挫折の体験。それは、当時の私としては力不足だったり、たまたま環境のせいで、そういう結果になっただけなのに、過去は意外に重くのしかかる。それゆへ、普通だったら私も文化系の方向に向かわなかったとも思うが、友達の影響もあり学生時代後半に変わってきた。

 一つは、文化系のサークルに入ったこともある。その影響もあり、大学3年のときは、理科系の仲間を中心に文集(小説集)をだしたりした。そのとき私は未完の短編小説(如実に力不足を表しているが)を書いたのだが、もちろん力不足は否めないものの、何か自信をちょっとつけた。その無謀が、今の縄文小説につながっているかもしれない(笑)。

 これは、わたしの劣等感の例だが、考えてみれば、いろいろな出来事の中で自分の暗いイメージを形成してくるのは事実だろう。しかし、その多くは幼いゆえの偏った解釈や、若さゆえの力不足だと思う。自分の中の体験からの暗い自己イメージ。それは、日常にどこか重なり、暗くしがちだ。ただでさえ、目の前には課題があり、ストレス曲線にみちているのに、そんなへんなイメージがかぶさってくると、こころは不健康になってくる。

 自分の中の暗い傾向。その多くは、エリクソンの8つの性格形成理論などを考えると突破できるように、今では考えている。そして、過去の妄想を解体して、今の建設的なストレスを大事にしていきたいと思う。

解釈のこと 2/10

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