人生には、苦難の時もあるが、逆もある。欠乏の時もあれば、足りすぎている時もある。
私が幼かったころ、毎日とんかつが食べられたら、バナナが食べられたら・・・と思ったものだ。、今では油物は肥満になるとか云々で、幼いころの純粋な夢はどうなったのだろう。
さて、暦の上では冬至も立春も終わったものの、春の実感はまだである(花粉は来たが)。花まつりや復活祭、近くの大國魂神社のくらやみ祭・・・この喜びの季節の前に、欠乏すること、ありがたみを考えるのはとても大事だと思った。
今朝、ドストエフスキーの「罪と罰」を読み切ろうと心に決めた。どういうわけか、若いころから、ラスコーニコフが老婆を殺害するシーンまでは3-4回は読んでいるのだが、半分読んだあたりで、いつも辞めてしまう。愛の問題を正面から見据えたといわれる世界の名作。愛の光と影を描いたといわれる名作を今年は熟読したい。
解釈のこと 6/10