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縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

体験の解釈が変わると世界が変わる! (解釈のこと 5/10)

2016-02-18 | 第七章「光と復活体」

 東日本大震災の電気使用制限の日々も遠くなり、日常の中で闇を意識することは少なくなったようだ。ただ、闇をつくり蝋燭をたてたりするのは、何か心があたたまる。明るいともしびはいいなと思う。

 さて、ともしびで回りを明るくしたいという観点では、これでよいかもしれないが、熱くしたいという時はともしびの扱い方が違うようだ。酸素をより送りともしびが青くなる方が熱くなる。ガスストーブやコンロの炎が青っぽいのも、酸素をたくさん送っているからだ。

 観点が違うと、同じ炎でも扱い方が違ってくるのである。

 これは、工業技術開発などでよく使われる創造工学での、観点の大切さの事例である。私は、学生時代から、この勉強をしていたが、中年を過ぎてから臨床心理系の「生き甲斐の心理学」をU先生から学ぶようになった。

 その中で、大きな一つが「体験の解釈が変わると世界が変わる。」という命題である。私も、この勉強を始めてから、過去の体験についても、それこそ50年前の体験などについて解釈を変え、随分楽になったり幸福になったりする経験をつんだ。人間は幼いころからさまざまなことを体験し、自分で解釈しつつ成長していく。それは良いことばかりでなく、例えば幼いなりの解釈で不健康になるきっかけも含んでいる。無意識の世界が絡むので、なかなか気づかず、あとになって思わぬ時に日常の妨げになることもある。

 それこそ青い炎を見て、暗いとネガティブに解釈するのではなく、熱いとポジティブに解釈をするとらくになるようなものだ。自虐的にならず、前向きになれるのである。

 そして、もう一つ思う。創造工学の勉強も「生き甲斐の心理学」の勉強も、工学と心理学の違いはあっても問題解決の方法は実に似ていると思う。発明や創造性、心の悩みの解決、生き甲斐、分野は異なっても基本的な考え方は同じなのだろう。ただ、対象が人かそうでないかは大きい。人を傷つけてはならないからだ。

解釈のこと 5/10

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