イキイキと生きる!

縄文小説家・森裕行のブログです。身近な縄文を楽しみ生き甲斐としています。「生き甲斐の心理学」の講師もしています!

役割の中でのコミュニケーション・・・(役割を考える 9/10)

2016-06-08 | 第四章「愛とゆるし」

 役割というと上下関係とか指示関係がつきものであるが、そんな中でも如何に相手と深いコミュニケーションをとるかがカギの場面がある。相手が難しい選択(本人が決めるしかない)を迫られているとき、相手が混乱しているとき、困っているとき・・・、その反対のときもあるが。

 そんな時「生き甲斐の心理学」では、回答は本人の中にあるという考えがあり(生育史が違うし、置かれている環境もちがうので、差し出がましいこちらの回答?はだいだい役にたたないという考えもある)、それを促すような受け答えを重視している。人の身体は神の神殿といった人間観も背景にあるが。

 考えてみれば、日常の中でも結構、こうした場面は多い。

 カールロジャースの傾聴の6条件の中に、無条件の肯定的配慮という、頭の痛くなりそうな概念があるが、これがそういう時の鍵である。こころの内にAなら良いがBは絶対的にダメといった先入観で人の話を条件付き?で聴くのではなく、なんでも来い、私は基本的にあなたを信頼している・・・といった想いで、少なくとも相手の回答を否定しないで肯定的に受けとめるということだ。

 決して、卑屈になってBが出てきて賛同するというのではなく、Bが出てきても相手の立場を考えるとさもありなん・・・と理解するところから始めるのだ。

 こうした、無条件の肯定的配慮は結構難しい。特に自分の道が不安定でブレやすくなっていればうまくできない。

 日々の生活の中で、時にこの無条件の肯定的配慮を思い出すことは大事だと思う。そして、遠回りのようだが、「自分は何のために生きているのか?」といった自問自答を時々考えることが意外に大事だ。

役割を考える 9/10

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