田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

世捨て人 穏やか過ぎる 三箇日

2009年01月03日 | 日記
1月3日(土) 晴れ 穏やかな正月が続く 風もなく空気も冷たくない

天気予想とおりに快晴の朝を迎えている。
昨夜は超遅く寝たためか目覚めも遅く8時を過ぎていた。
尤もまだ暗い4時過ぎに目が覚めて起きてしまおうかと思ったのだが・・・・

浅間山は上越の方から押し寄せる冬型の雲が南の乾いた空気に押し返されながら溶けていく。
山麓は昼間見る赤茶けた彼は色とは異なり、雲海の湿り気を霧氷にでも変えたのか銀色に見えた。


ゆっくりとした時間に朝昼兼用の“ブランチ”と云うほど洒落たものではないが食事を摂った。
今日で実質的な正月気分はお仕舞いということにしたい。
なんとなく動かない日が続くと体が重いので裏の山まで散歩に出た。
畑を横切るように登ると、最後まで安全と思っていた丈の長いニンジンの葉が全て食いつくされている。
鹿の仕業だろう・・・・、来年はしっかりと囲いをつくり冬野菜を無駄にしたくない。


裏山から道にでるとタンポポが花と種を同時に見せていた。
種の方は今にも強い風がきたら飛びだそうとしているが、この季節でも発芽するのだろうか?
着地したところが落ち葉の間で春まで暖かく過ごせるものもいるかもしれない。
地面すれすれに咲いている花は葉は霜で溶けているように見えた。


散歩から戻ってきて薪を縁側の近くへ運んだ。
家の中で薪を運ぶのはMの仕事だが、薪を積んであるところから縁側近くに運ぶのは俺の役目になっている。
3日分ずつ運びやすいように積み上げるの技がいるのだ。


午後はAさん夫妻が訪ねてきて久しぶりにゆっくりと話をした。
今年の野菜は何を作ろう・・・、庭に植える木は何が良いか・・・などなど
話はつきない。
彼らも早くリタイヤしてここに永住してほしい。

リビングにある“源平かずら”が次々と花をつけている。
熱帯アフリカ原産と云われるがリビングは夏より今の方が温かいのだろうか?
白い萼と紅い花冠の対比を源氏と平氏になぞらえたと云われているが、花を見ると初め白ところも日数が経つと紅くなるのだ。
平家が時とともに寝返り源氏側になる、花にとっては変な名前を付けられたものだろう。


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コメント (4)
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