田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

虫たちの日常 ほんのわずか俺とのふれ合い

2011年07月03日 | 日記

7月3日(日) 夜半に激しい雨  雲り   湿り気が多く蒸し暑い 一日

朝方まで降り続いた激しい雨、昨日定植した畑を見に行くと足下からヤマトシジミがフワフワト飛び上がり直ぐに濡れた草の上に降りた。降りたと云うよりも不時着と云う方が正しいような“もう飛べない”という姿に見えた。食草のカタバミが近くにあるが、昨夜は水没したのではないか? 

ブルーベリーの木はだいぶ葉が食われていて、既に葉を衣に蛹でぶら下がっている。どんな蝶?それとも蛾?だか判らないが興味がある。小さな虫たちは激しい雨風を天から授けられた知恵で 交わしているのだろう。

昼前に北側で咲き出したハタザオキキョウを見に行く。本舗のキキョウはまだ花を見せないが、タテにいくつもの花を咲かすこの花、キキョウに似ているのはシベがクルッと三つに分かれる。 

石積みではホシミスジ蝶が食草のユキヤナギを飛び交いながら石に翅を休めた。翅裏のうすいブルーが際立っているのが美しいが顔を見るとフクロウのようだ。

フラッシュを光らせて連写すると、癇に障ったのか足をしっかりと石にとめ身体全体をブルブルと振るわせて怒った。その怒りの表現が良かったのでもう一度連写すると同じような動きのあと直線的に飛び去った。

ユキヤナギを一回りして同じ石に舞い降りた彼、今度は翅を水平に広げて動かない。レンズを近づけて顔を見ると、こんどは魚に見えた。

蝶と遊んでいると蒸し暑さも忘れ、汗をかきならも外にいるのが楽しい。既に花は終わりかけている更紗卯木にキアゲハが来た。彼らアゲハチョウは翅を止めることなく動かしている。体温を下げるため? 常に浮力を必要とする体重なの?どちらも俺の勝手な想像だが、腹のふくれ具合、胸の太さから見てもダイエットが必要なのは誰でもわかる。

更紗卯木に蜜を求めてもダメと云うことか、直ぐにアジサイに移った。しかし、アジサイは花と云えるものはまだない。口吻をどこに差し込んだらよいのか迷って、左右に振り、伸ばしたり丸めたり ・ ・ ・ 

アジサイの花はまだまだ色気がなく七変化は夢の先の姿。あと一週間もすれば透き通るようなブルーとピンクの花が見られるだろう。 

昨日は午後のクマ笹退治で両腕の内側をだいぶん虫にやられた

虫たちはなぜ痛痒みを残すのだろう

俺は彼らを見つけてひねり潰した訳ではない 

彼らの死骸を作業着の内側から見つけることもなかった

今日は作業を休んだが痒いからではない、疲れたからでもない

明日は草刈り機に新しい刃をつけて山に取り組む 

コメント
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