田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

自然農と名のつくほどではないが 少し手伝いあとはお任せ

2011年07月30日 | 日記

7月30日(土) 雨    午後には太陽が顔を出す  夕方近く雨 

朝から断続的に激しく雨が降る。昼前には太陽も顔を出しながら直ぐに雨が降り出した。

雨が止んだところで畑に降りて見たが、この所の雨でバジルもしっかりと元気を取り戻したようだ。ここは草マルチをしっかりと敷いてあるので草の心配はない。僅かに枯れ草の隙間から強引に背丈を伸ばしている草があるが、もう少し伸ばしてから刈り取り草マルチの材料にする。 

キャベツの畝に行くと7月の初旬には穴だらけでモンシロチョウの天国と化していたが、いまでは蝶も簡単には近づけない。アマガエルが育ちしっかりと野菜の番をしてくれる。キャベツも虫が来るからと不織布で覆ったり、消毒と称して毒薬を撒く人もいるが、自然の摂理の中で日々の営みをすれば、虫たちとの共存が可能となる。

キャベツ、カボチャの隣にはニンジンも花を咲かせている。これは集落の婆様たちからは笑われるが、花が咲き種がこぼれると新しいニンジンが芽生える。晩秋から初冬に掛けて指の太さくらいになるが、そのまま厳しい冬を越させる。春には半分は寒さに負けるが、残ったニンジンは薫りも甘みも強く美味しく食べられる。このときに全てを収穫しないことが来年の楽しみに繋がる。

ニンジンの花にホソトラカミキリが来ていた。これはよく見るカミキリ虫だが一瞬奇形に見えたのでドキッとした。

顔を花に近づけて見ると、カミキリ虫は♀の上に♂が乗っているのだ。しかも、♀は悠々と花から花へと歩きながら蜜を吸っていた。大きさも倍くらいあるのだろうか?ここでも♀の強さは人並み以上と観た。 

隣の花ではアカハナカミキリが頭を花の中へ突っ込むようにしている。このカミキリは歩いては首を突っ込み長い間この姿勢でいる。ニンジンの花は甘い強い薫りなので俺も顔を突っ込みたくなるほどだ。

畑に猫じゃらし ・ ・ ・ これはホントに猫が好む物かは定かでないが、近所の飼い猫が数匹畑に集まる。彼らのホントの目的はネズミだ。ジャガイモを食い荒らす野ねずみを捕まえてくれる猫も、ネズミが出て来るまで猫ジャラシで遊んで貰えればとここに生えることを許している。 

畑の訪問者で種類が多いのはハチだろう。花が開くと一番に来るのがクマバチで次がマルハナバチの仲間だ。蜜蜂も彼らの仲間のだろうが、ミントの花を好んで来るハチがいる。彼らの集めた蜜はミントの薫りがするのか確かめてみたい。 

春に淡いピンクの花を楽しませてくれたニワウメ、今は真っ赤な実を沢山つけいる。数年前収穫して焼酎に漬けてあるがそのまま開封した覚えはない。収穫時期が来ているが ・ ・ ・ どうしたものだろう。

畑の東に植えてあるヤマボウシ、ここでも花が終わり実を楽しめる季節になった。どう言う順番で赤く色つくのだろうか。熟した実は食べることが出来ると聞いたことがある。

木や草、虫や鳥いろいろな物がお互いに連鎖し当て自然ができあがっている。野菜作りもその流れにそって自然の中におくことで、人はホンの少しだけ手を掛ければ良いのだろう。

コメント (2)
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