7月6日(水) 曇り 晴れ 太陽が眩しい 夕方には曇が広がる
昨日は身体休めと称して木こりの作業をしなかった。今朝は早朝から裏山との境、中段に取り付いた。 切り倒した木の幹と枝を分ける作業は一昨日雨で途中になっている。途中と云っても全ての木の切り分けを終えるには、週末までかかるだろう。
昼飯も1時を過ぎてオニギリを頬ばっただけで、直ぐに作業を開始した。こう書くと“カラダニ悪いニッィー”と集落のオバアたちから声がかかりそうだ。実は昼飯前に友人M氏が手作りの大福を届けてくれた。俺が山に取り付いていることを知って陣中見舞いだと云う。このときに昼飯前だが、大きな大福一個をパクリと腹に収めた。このときに、庭を一回りして、虫の姿をM氏と一緒に観察をした。初めて観る虫ばかりだと、云いながら直ぐ忘れるけど名前が知りたいと云う。
軽トラの幌の上にいたカミキリムシ、これは薪用のリンゴ材から羽化したばかりの“キイロトラカミキリ”
薪材を積んであるところに云ってみると、羽化したばかりなのにしっかりと相手を見つけ子孫繁栄に励んでいる。彼はこの行為のあとは命を全うしたことになるのだろ。
畑を見に行くとここでも、イタリアンパセリの花では数匹のカメムシがアタックをしていた。カメムシは成虫になるまで脱皮を繰り返すと聞くが、成虫になっても熾烈な競争に打ち勝たなければならない。
勝ち組なのか ・ ・ ・ その関係は判らないが、子孫を残すことに成功したアカスジカメムシのカップル、戦いに勝った所以、堂々とした姿に見える。
M氏の車を見送ったあと、畑を振り向くと、少し前は狂い咲きと思っていた皐?沢山の花を開いている。信州ではツツジもサツキも五月から六月に咲く。七月になってから花を開くとは、虫たちの恋の季節に影響されたのだろう。
午後は一気に作業に取り組み、まったくの休憩なしで気がつくと風が冷たくなっている。作業着の下は汗びっしょりと云うことだが、道具を片付けながら今日の作業を振り返ると、木の葉の着いた枝を重ね合わせ3つの山が出来ている。
テレビで見た野生のゴリラが、夕方に寝床を作ることを一日かけてやった。尤も、シルバーバックともなると、ハーレムで一日を過ごすようだ。彼にに習って木の葉の褥で一夜を過ごす。これは思っただけも、俺にはムズカシイようだ。例えハーレム状態であっても蟻や毛虫と同衾はごめん被りたい。
明日は雨降り 身体休めの 慈雨