田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

台風の前の静けさ 20年ぶりの出会い 

2011年07月19日 | 日記

7月19日(火) 雨  ときたま激しく降る 台風の影響 久しぶりの冷たい風

昨夜は激しく降る雨音を聞いたので、畑のバジルを見る。苗の定植をしたときから炎熱を浴び、水やりも我慢させて凌いできた。昨夜のあめで息を吹き返したようにシャッキリとしている。これも枯れ草マルチの効果は高い。

カボチャのツルの伸び始めたところでは草が目立たないが、沢山生えている。何れ実が着き始めたら、ここにも枯れ草を敷くようにしよう。カボチャはツルに咲く「一番花を摘花した方がよい」と云うようなことがうろ覚えにあるが ・ ・ ・ 

朝飯を摂っているときに電話がなり、東御市に住む大学時代の友人から電話が入った。「珍しい人を連れて行くので楽しみにして ・ ・ ・ 」

やがて10時少し前に現れたのは俺より一年後輩、20年振りだろうか?在京のオーケストラリタイアして中国瀋陽音楽大学へ客員教授として3年半単身赴任していたと言う。彼が大学の入学受験のころから知り合い、親しくしている。昼飯を共にした久しぶりのゆっくりとした時間を過ごすことができた。同世代の元気な姿が光って見える。ツアー客ではない中国の滞在話は国民性を理解すればこれほど楽しい物はないと云う。激しく雨が降るなか、車高の低い車を見送った。

雨が降るとAlgoもSalaも俺のパソコンの置いてある部屋にいることが多い。Algoの定位置は俺が座る椅子の下、しかも、この赤いタオルがないといけないようだ。

Salaは大きな座布団を敷きながらウインザーの椅子で寝るのが常だ。リビングでSalaを探してもいないときは必ずここで寝ている。

このウインザーの椅子、30年近くなるが今月3日に亡くなられた村上富朗さんの椅子だ。当時、彼はアイリスが咲く別送の管理をしながら(と思うが・・・)椅子作りに情熱を傾けていた。菅平の友人と訪ね、一目で気に入ったが、彼はあらためて出直してくれと云う。次の週に訪ねると未完成のこの椅子に座ってくれと云い、そこで肉うどん(確か・・・)を出してくれて半日過ごした。帰り際に座り心地を聞かれ、感想を言うとその部分に鉋を入れて、あとは持ち帰り使ってから手を入れていくから ・ ・ ・

その後は図書館や東京でもお会いしているが、もう一度会いたかった。それは俺の足の長さが短くなったのか少しだけ椅子が高く感じる。その調整をお願いしようと思っていたときだ。Salaの専用の椅子のように思われるが、こんどはじっくりと写真でお見せしよう。彼の名工と云われた所以が移せるのだろうか。

村上富朗 作品展

http://www.studio-kuku.com/kobou/kohbou-1106_isuten.html

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