田舎暮らし山裾の日々

信州に移り住み16年 山裾になじむ今日この頃 ECOな生活“循環型社会”を志し 昔と今の田舎の生き方を愉しむ

豊作と言う 秋の午後 風は台風の余波か

2012年10月04日 | 日記

10月4日(木) 晴れ  風は湿り気を帯び蒸し暑さを感じる 眩しい陽射し

午後と言っても昼飯前だが、Mの車で街へ出かけた。人の車に乗せて貰い文句を言うわけではないが、軽トラの運転席のように常に直角に正座をしているのと違い、仰向けになて座るシートは俺には合わない。太陽の光が眩しくガラスを透してくるが、これも俺の物とは違う。車窓から見る景色はどこを通っても50%は稲刈りが終わっている。刈り取られた稲穂もハサにかけられて自然乾燥を待つ姿が秋らしさを際立たせている。

どこに寄るでもなく用事を済ませると直帰 ・ ・ ・ 

庭のムラサキシキブは夏前に見せた小さな冠のような花ひとつづつ全てがムラサキの丸い実となった。花の名前はカタカナで表すが、この花ばかりはイメージが先行して紫式部が思い起こさせる。そうなると白式部は清少納言となるのだろうか?この二つの木は近くに寄せて植えると白い実の方が、何故か煤病にかかるように黒い汚れが目立つ。

「源氏物語を読む」と言う朝日カルチャーセンター? 数十年前に講座があって2,3回通ったが、当時は雑念が多かったこともありそれ以上つづけることはなく立ち消えになった。確か、何方かは忘れたが、紫式部や清少納言、柿本人麻呂などを判りやすく対比して書かれているエッセイを読んだような覚えがある。うろ覚え、何を比べたのかも内容も全く思い出せないが、そう言うことがあったことを思い出したのは、今年始めて実が着いた庭の柿の実に通じる。

 要は単純なのだ 柿を見たから柿ノ本

ムラサキシキブを見たから清少納言

何もつながらないことが 不思議に走り込んで来る

俺の今の生活に フラッシュバック 

コメント
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