10月10日(水) 雲が多い 昼頃から晴れ 午後には快晴
10月10日と云えば五輪記念日と思っているが、それは昭和の人、しかも唱和前期の人間だそうだ。“明日は必ず晴れるよ”っていったあと反ってきた言葉。俺たちぁイベントを組むならこの日が好いよ!が口癖のように過ごしてきた。それを裏切らないのはお天道様だけのようだ。
今朝も雲が多かったが、昼は秋の軽い雲が西からの風にテンポ良く流れている。玄関前の石段に座り込んで見ていると細く流れて来た曇が、俺の頭上でひねりを加えるように上に向かったり、小さく渦を巻くように沢山の球ができて別々の方向に向かう。オリンピックのマスゲームのように見とれてしまったが、雲と戯れて一時間以上過ごしたことになる。
午後は五輪記念日だからと言う分けではないが、Salaが玄関の階段の上から高跳びのように鉢植えを飛び越えて、車から降りる友人を出迎えたときにアキレス腱を痛めたようだ。この事故は既に一月以上前のことだが、Salaは痛がる様子でもない。彼が誇る後ろ足の脚線美が崩れ、卵大の膨らみができて気になっていた。しかし、彼は元気にAlgoと飛び回っているし、骨が折れたのでないことは確かだが、医者に行くことにした。
医者では直ぐに聞かれたのは腫瘍ではないか?いつから膨らみ出しました?あのとき以来大きさも堅さも変わってないし、障っても嫌がらないし痛みもしないようだ、と無責任な応えをした。医者は直ぐにエコーで診ましょうとPCに連動された機械を運び込んだ。画面には黒い塊が写り、ドキッとさせられたが、「これは水です、周りの明るい色は筋肉です」続けて「液を抜いて調べましょう」また、「リンパ球も膨らみの中に見えますので、この組織をとって調べます」立て板に水を流すの諺どうりにすらすらと、拡大されたパソコンの画面を見ながら説明してくれた。直ぐに脇の女医さんが注射器を揃えて先生に渡すと、Salaの膨らみに挿した。注射器には白濁した液が吸い込まれていくが「これは白血球です」と次にリンパ球に針を刺して数秒間で終わった。
流石にSalaの頭を撫でながらの撮影はぶれてしまったが、先生は素早く、病理検査をしますからお待ち下さいと、次の患者(次はネコ)を見に隣の隣の診察室へ向かった。検査が終わり結果は悪性のものはないでしょう。一週間様子を観て来て下さいと云われた。薬は朝昼飲む2種類のものだった。
(外見は動物病院には見えない 綺麗な病院)
Salaを病院につれて家を出たのは4時
五輪記念日らしく雲一つない
夜には外は風が冷たい
本格的な秋 東信州に本格的な秋が訪れる