このごろは「テレビのスイッチを切る」ことを意識している。これはテレビは麻薬みたいなもので、なかなか見ることを止めることができないから。
私より若い、ある数学者は結婚する前にはテレビをもっていなかった。テレビを見だすとなかなか数学などという面倒なことを研究する気になどなれないことを警戒していたのかもしれない。
私も日曜日などにはできるだけテレビをつけないように努力している。ただ、この例外にしているのは駅伝とかマラソンの中継放送である。
先日も広島の宮島沿線を走る、都道府県別対抗駅伝の放送を見た。この結果はすでに新聞やテレビで皆さんがご存知のように兵庫県の辛勝であった。第7区のアンカーにリレーしたときには2位東京との差は1分30秒ほどであったが、ゴールでは5秒差であった。
これは東京のアンカーがこの大差を5秒ほどにつめたのであるが、それでもとうとう届かなかった。兵庫県としては勝てばよいのであるが、それにしても辛勝であった。
妻などは夕方になるとテレビを見るわけではなくてもテレビをつける。それをどうかと思うところもあるが、しかたがない。