物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ドイツ語の難しい語彙

2013-01-29 12:53:39 | 外国語

私たちのドイツ語のクラスのリーダーである、Oさんは4,5年間ドイツのマールブルク大学で神学を学んだので、さすがに難しい語彙をご存じである。これはもう何年も前のことだが、B"orseという語を使って話をR氏とされていた。

その話の内容からして株式取引のことと推察したが、ドイツ語にとっての外国人である私たちには縁の遠い言葉である。ちなみに株式のことはAktien (pl)という。また、株式会社のことをAktiengesellschaftという。略してAGとか表す。

これよりもあまり聞いたことも、もちろん使ったこともない言葉に、Renditeという語がある。これは経済用語であり、「利回り」という意味であるが、この語はいままでに私が出会った、ドイツ人からは一回も聞いたことがない語である。

これはいつだったかラジオかテレビのドイツ語講座のドイツ語を母語とする、講師がそういう語があるが、そういう語を難しい語を知っているよりは云々・・・と書いていたから知った。

日本人のドイツ語を専攻している人たちが、R氏の会話のコースに参加していた30年ほど前に覚えた語にはVerfassung憲法とかverteidigen防衛するとか、Abr"ustung軍備縮小とかNachr"ustungがあるが、この最後の語は私の独和辞典には載っていない。

ちなみに-e R"ustungは軍備という意味である。さすがに、専門家は使う語彙が違う。

それと何回か聞くが、すぐに忘れてしまう語に羊皮紙-s Pergamentがある。先日もこの語を教室でK夫人が使っているのを聞いた。何か古文書のことが話題になったときである。

(2013.2.2付記) nachr"ustenは最近手に入れた、新しい独和辞典を引いてみたら、「軍備を増強する」とあった。だからNachr"ustungは軍備増強を意味することがわかった。

またこれはいつだったかドイツ語のクラスでK夫人がパワステ(アリング)をドイツ語でどういうかと言われたことがあった。これはServolenkung(ゼルヴォレンクング)だったと思う。

こういう用語も新しい辞書には載っている。Fusspilz(水虫)もまた載っている。独和辞典は日夜進歩している。

ただし、「和独辞典の方はまだ一歩だ」とこれはR氏の評である。今ドイツと日本との独文学・ドイツ語学者の共同編集で数巻からなる、和独大辞典が編纂されていると聞く。それができると和独辞典も格段に進歩するだろう。もっとも私などがその和独大辞典を手に入れることはないのだろうが。


モンキーハンティング

2013-01-29 12:01:35 | 数学

モンキーハンティングとは文字通りには「お猿さん狩り」ということである。

先日、たまたまテレビのリモコンで面白そうな放送を探していたときに、放送大学の微分方程式の講義に行きあたった。

しばらく見ていたら、このモンキーハンティングの話が出てきた。あるハンターが木の上にいる、サルを鉄砲で打ったらその銃撃音におどろいて木から落ちた。そのとき鉄砲の弾はサルに当るだろうかという話である。

普通に一般の人が考えたら、木からサルが落ちたのだから、鉄砲の弾はサルには当たらないと思えるが、はたしてどうであろうか。そういう話である。

このような話は大学の受験問題にまで出たりしたこともあったと思うが、結論はサルに鉄砲の弾が当るという。

なぜなら、サルは自然落下するわけだが、鉄砲の弾の方も重力によって落ちて行くので、ちょうど当ってしまうのである。もし銃の音に驚いて落ちなければ、命が助かったものを皮肉な話である。

もっともこの話には銃を打つ人が100%打ち損じをしないということが前提になっている。それと本当は銃とかアチェリーを射る人は的よりも上を狙っていると思うのだが、そういう実際の射手の心得はこの考察に入ってはいない。

昨年の8月のロンドンオリンピックでのアーチェリの実況中継か何かではアーチェリーの矢は不思議な航跡を描いて飛んでいた。途中で風が吹いたりするからなのか、ふらふらとしながら飛んでいくように見えたが、ほんとうのところはどうなのだろうか。アーチェリとか日本の弓道とかに詳しい人に話を聞いてみたい。