物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

反復 ?

2013-02-04 16:45:05 | 数学

昨夜遅くコタツでいままで四元数について、自分でつくったノートを読み返したり、そのノートをつくったときに考えてはいたが、書き込んでいなかったことをそのノートに書き込むなどの整理を少しした。

ところが整理を行っていると、同じような計算を何度も行っていることに気が付いた。記号が違ったりしてはいるけれども、本質的に同じことである。もちろんそれぞれに時間が空いているので同じような計算を何度も繰り返していたということにも気が付かなかった。

これは意味のあることだったのだろうかと気になった。それぞれのすべてに意味があったことだとは思えないが、それでも時間を隔てて似たような思考を繰り返していたらしい。

これはもちろんそのときどきに読んでいた本とか論文の一部の計算を自分で確かめるため等であったろう。

そして、そのことから、なかなか本質へと進まなかったことが考えられる。でもそれでも全く無駄だったのかと問われるとむげにそうだとも断定しかねる。しかし、どうも頭の切れの悪い人間の典型がここにあると思われた。

約半年の空白を経て、ようやくすこしづつ四元数についての新しいエッセイの入力をはじめている。もちろん、文章を書き始めてからの苦悩の方が大きいのだが、半年前にはまったくどこから手を付けてよいやら見当もつかなかったのが、自分の頭の中でようやく収束をしはじめたと感じている。


私のフランス語修業21

2013-02-04 12:01:47 | 外国語

妻が土曜日に知人と松山市北條の海岸にある道の駅の「ふわり」に行ったときに買って帰ったケーキを昨日の日曜の朝食後に食べた。

そのケーキの包装部分に何か書いてあるようだったので、それを取り上げてよく見た。そうすると書いてあった文がつぎの文であった。

 Qui m'aime aime mon chien.(キー メイム エイム モン シァン)。

これを読んだときにquiという語ではじまるので、疑問符がどうしてないのと一瞬思った。しかし、よく考えてみるとこのquiは疑問詞ではない。

正しい訳かどうかはわからないが、訳をつけてみると

 私を愛している人は私の犬が好きだ

となろうか。これは気の利いた小文であり、なんだか微笑ましくなる。自分の愛する女性に近づこうとしてまずは彼女の犬に気に入られようとした、若い男性の行動が目に浮かぶようだ。

それはそうとして、先日これはNHKのラジオフランス語講座の藤田裕二先生の放送で小耳にはさんだことだが、これはフランス語の半過去に関してである。

フランス語の過去にはいろいろあるが、半過去imparfaitと複合過去pass'e compos'eとがその中で主なものである。(imparfaitアンパルフェには形容詞として不完全なという意味がある)

複合過去はある時点で終わっている行為をさすというが、半過去の方がなかなかむつかしい。

それを何度となくラジオのNHKのフランス語講座で聞いてきたのだが、どうも頭に残らない。

それがなるほどという説明を聞いたのだ。半過去の半とは半ばということである。だから完全に過去のこととして終わっていないことを指すのだという。

それで半過去は過去のある時点でまだ続いている動作や状態を表すのだという。頭にすっぽりと落ち込んで落ち着いたというか納得した。

それ以前のフランス語の先生方の説明が悪かったということではない。複合過去をある直線上のある一点だとすれば、半過去はその直線上のある区間をもった、線分だという説明をされた先生もあった。フランス語の先生方もいろいろ工夫をされておられる。

それでもなかなか私の頭に複合過去と半過去とがきちんと区別されていなかった。フランス語先生方、申し訳ありません。これはひとえに先生方の問題ではなくて、私の方の問題でしょう。