昨夜遅くコタツでいままで四元数について、自分でつくったノートを読み返したり、そのノートをつくったときに考えてはいたが、書き込んでいなかったことをそのノートに書き込むなどの整理を少しした。
ところが整理を行っていると、同じような計算を何度も行っていることに気が付いた。記号が違ったりしてはいるけれども、本質的に同じことである。もちろんそれぞれに時間が空いているので同じような計算を何度も繰り返していたということにも気が付かなかった。
これは意味のあることだったのだろうかと気になった。それぞれのすべてに意味があったことだとは思えないが、それでも時間を隔てて似たような思考を繰り返していたらしい。
これはもちろんそのときどきに読んでいた本とか論文の一部の計算を自分で確かめるため等であったろう。
そして、そのことから、なかなか本質へと進まなかったことが考えられる。でもそれでも全く無駄だったのかと問われるとむげにそうだとも断定しかねる。しかし、どうも頭の切れの悪い人間の典型がここにあると思われた。
約半年の空白を経て、ようやくすこしづつ四元数についての新しいエッセイの入力をはじめている。もちろん、文章を書き始めてからの苦悩の方が大きいのだが、半年前にはまったくどこから手を付けてよいやら見当もつかなかったのが、自分の頭の中でようやく収束をしはじめたと感じている。