物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

パワーポイントも必要だ

2013-02-14 16:46:36 | デジタル・インターネット

2005年にパソコンを購入した時には、エクセルももちろんパワーポイントも標準装備でマイクロソフトオフィスの中には入っていなかったが、今年買ったパソコンの中にはこれらが標準装備されている。

8年の年月の中で当然とされることがそれだけ広がってきたということであろう。当然といえば、当然だが、世の中の進歩とはそういうものであろう。

昔、技術者をしている義弟がワードの使い方を学んでその当時は一太郎が全盛時代であったと思うが、なんでもアメリカが全力を出してくるとなかなかつらいねと言っていたことがある。

私なども一太郎の愛好者であったが、いまではlatexとワードで間に合っている。latexは数式を入力したい者にとって必須のアイテムになっているだろう。

図の入力がlatexの難点だという話は聞いたし、それには違いないが、それでもlatexに代わるものが今後出てくるのかどうか。

latexははじめ使い方に慣れるのが難しいとは言われたし、まことにそうではあったが、いまではlatexが使えないと手足がもがれたような感じである。

いまはまだ前のパソコンが動いているので、なんとかlatexを使えているが、それでもインターネットとそちらはつながっていないので、pdfにして送ることができない。


1%と2%との違い

2013-02-14 11:00:09 | 社会・経済

「1%と2%との違い」という表題だけでこれはいわゆるアベノミックス、すなわちインフレターゲットの話だと気がつくようなら、あなたはかなりな政策通というか、経済通であろう。

子どもが久しぶりに年末から年明けに帰郷をしたときに、このインフラターゲットの経済政策について議論をした。

そのときに子どもから1%のインフレターゲットでは量的に十分でないのだと聞かされたが、その理由は十分には聞かなかった。その理由を先日の池上彰さんのニュースの解説のテレビ番組で知った。

その池上さんの説明によれば、日本銀行は確かに1%のインフレターゲット政策を何年か続けてきた。だから、私などはアベノミックスをあまり肯定的にとれなかったのだが、池上さんによれば1%だと日銀がいつ緊縮財政に戻るのかと市場は疑心暗鬼になって、投資とかが企業のローンとかが進まないのだという。

それを2%にインフレターゲットの目標をあげておくと、1%の物価高になってもまだ金融緩和はまだ続くと安心してお金を銀行から借りられるのだという。それでやっと子どもの主張に納得ができた。だが、そういう心理的な話もしてくれれば、納得ができたのにと感じている。

ただ、一つ心配は金利の安い円を借りて、財テクに走る、外国資本がでてきて悪影響を及ぼさないのかとか心配の種はないわけではない。

バブルとのころにはそういう風なことがあったとか聞いた気がする。この場合にはお金による株の売買だけで、いわゆる製品の生産とかによらない、財テクである。

実際にそういう風にしても株の売買だけで、お金が儲かるなら、現在の資本家はそういうことをする。そうなるとこれはなんのための景気回復なのかと疑問視されてもしかたがない。

日本の社会ではもちろん生産はしっかりしており、いわゆる紙幣だけの経済にはならない。これが子どもの主張である。それについてはある程度安心してうなずけるけれども、一方で上に述べた紙の上だけの経済の活況がまったくないとまでは言えない。そこをコントロールすることができるのだろうか。