どうしたものか、「いつも何をしておられるのですか」と人に聞かれることがある。
それで以前はムニャムニャとあまりはっきりとは言わずに言葉を濁していたが、最近では1日の大部分の時間をブログを書いたり、数学エッセイを書いていると本当のことを言っている。
その話題に体が退ける人もあるが、それはしかたがない。2005年に38編の数学・物理関係のエッセイを載せた「数学散歩」を出してから8年になった。
2005年以降に書いた数学エッセイのリストを最近つくってみたら、50編を越している。それでそれを自分でホームページをつくって載せようかと真剣に考え出した。その大部分は「数学・物理通信」と愛媛県数学教育協議会の機関誌「研究と実践」に掲載されたものである。
数学エッセイを本にして出版するという方法もあるが、これは経費がかかるだけで、あまり人の目につかず効率があまりよくはない。だから、ホームページにしたいと思っている。
ホームページを外注することもできるだろうが、自分で保守や点検等ができたほうがいいので、自前で立ち上げをしたいと考え出した。
私はなんでも仕事が遅いので、こういうことを考え出してからまだ数年はかかるかもしれないが、そう思うのは私のブログのようなマイナーのブログでも1日に100内外のアクセスがあるからである。
そのアクセスの一部には私が疑問に思ったテーマについて知りたいために私のブログにアクセスされたかと推測されるものもある。
たとえば、複素解析の「解析接続」とか結晶学とか物性物理学の「逆格子」の概念とかである。また、ベクトル解析やテンソル解析の話などもある。前の2つは私がエッセイを書きかけで完成していないテーマでもある。
オンライン無料講座のことを最近このブログでも取り上げたが、その内容も優れたところはあるようだが、私の知っていることとはまだかなりの隔たりもあるようにも思われる。なんでも前途遼遠である。