現在の世界の経済情勢や政治情勢を見るとどうも資本主義がもう行くところまで行ってどうにも抜け出られないのではないかと思われる。
国の予算の配分からそのままではもちろんないけれども、そこに唯一の利益を得る点を見出しているなどはもう行くつくところまで行きついている。
こんなに希望のない時代は私は経験したことがない。もちろん、私たちの歴史的な経験としては単純な社会主義は旧ソ連の試みで失敗をしたのであるから、それに復帰することはできないと思われる。
私などが小学生のころにあこがれた北欧の民主社会主義は破たんはしていないものの、そこも結構しんどいことになっているらしい。スウェ―デンもマイナス金利を金融政策として取り入れていると聞く。北欧のようなあまり人口の多くない福祉国家でさえも今後の行く末は疑問符がつく。
現在は企業が非正規社員を増やして昔のようには正規社員を増やさないことに大きな問題があるのだが、そうでもしないと企業が利益を上げられなくなっているとすれば、おおごとであろう。
私にはあまり名案もないが、生協のようなある種の社会主義的政策を政府が取り入れる必要があるのではないかと思っている。生協も経済的にはパート従業員で生き延びているのかもしれないけれど、それでも数人の雇用をほそぼそと生んでいる。
妻が関係している医療生協でもすくなくとも一つの病院で数十人の雇用を確保している。大規模な病院だと100人以上の雇用を生み出しているだろう。
生協職員とその非正規職員の待遇がどのようなのかは普通の企業とあまり変わらないではあろうが、それでもそういう社会運動が必要な時期に来ていると思うのは私だけだろうか。
金融政策としてのリフレは最近の日本では一時的・短期的には成功したと思うが、そのほかの財政政策はあまり成功しなかったと思っている。だとすると、新しい展開が経済政策によって期待できるであろうか。
私たちがここ数年やっている雑談会ではあまり経済の問題を話題にすることはすくないが、政治政策があっての経済だというのが経済学者 N さんの変わらぬ主張である。
国の予算の配分からそのままではもちろんないけれども、そこに唯一の利益を得る点を見出しているなどはもう行くつくところまで行きついている。
こんなに希望のない時代は私は経験したことがない。もちろん、私たちの歴史的な経験としては単純な社会主義は旧ソ連の試みで失敗をしたのであるから、それに復帰することはできないと思われる。
私などが小学生のころにあこがれた北欧の民主社会主義は破たんはしていないものの、そこも結構しんどいことになっているらしい。スウェ―デンもマイナス金利を金融政策として取り入れていると聞く。北欧のようなあまり人口の多くない福祉国家でさえも今後の行く末は疑問符がつく。
現在は企業が非正規社員を増やして昔のようには正規社員を増やさないことに大きな問題があるのだが、そうでもしないと企業が利益を上げられなくなっているとすれば、おおごとであろう。
私にはあまり名案もないが、生協のようなある種の社会主義的政策を政府が取り入れる必要があるのではないかと思っている。生協も経済的にはパート従業員で生き延びているのかもしれないけれど、それでも数人の雇用をほそぼそと生んでいる。
妻が関係している医療生協でもすくなくとも一つの病院で数十人の雇用を確保している。大規模な病院だと100人以上の雇用を生み出しているだろう。
生協職員とその非正規職員の待遇がどのようなのかは普通の企業とあまり変わらないではあろうが、それでもそういう社会運動が必要な時期に来ていると思うのは私だけだろうか。
金融政策としてのリフレは最近の日本では一時的・短期的には成功したと思うが、そのほかの財政政策はあまり成功しなかったと思っている。だとすると、新しい展開が経済政策によって期待できるであろうか。
私たちがここ数年やっている雑談会ではあまり経済の問題を話題にすることはすくないが、政治政策があっての経済だというのが経済学者 N さんの変わらぬ主張である。