物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

武谷三男著作目録5版

2016-05-27 16:02:36 | 日記
が完成した。もう少し時間をとって見直すが、ほぼ完成したといってもいいだろう。2冊自分で手に取って見たことがなかった本を国会図書館から借りて見ることができた。

その情報に従って、新しいデータを入力したので、後はこれをプリントして原本と照合してまちがいがないかをチェックさえすればいい。

第4版から「素粒子論研究」電子版掲載となっている。「武谷三男業績リスト」も第3版から「素粒子論研究」電子版の掲載となっている。

「武谷三男に学ぶ会」の三本龍生さんがこの著作目録を「行き届いた労作」(『脱原爆・脱原発の源流から』(2014))と評価してくださっている。その評価を汚さないようにと思っている。

位相速度と群速度

2016-05-27 11:18:51 | 日記
を物理学の初歩を学んだ者は知っている。実は小川修三の「量子力学講義ノート」で電子の波動性のところに後から書き込まれたと思われる、「位相速度と群速度」と用語だけが書きこまれている。

そして最近このノートの一部だが、それを編集したものを「素粒子論研究」電子版に投稿するために、私の編集が一応すんだところを見直している。そしてそこに位相速度と群速度の説明があるのを見つけた。ところがこの説明が小川の講義ノートにあることを見つけられない。

ひょっとして、用語が書かれてあるのに説明がないのは具合が悪いとして私が勝手に追加しようとしたのかもしれない。ところがその説明があまりにきれいで自分が書き加えたにしてはエレガントすぎる。それで、ここの部分を小川がどこかに書いているのではないかと探したのだが、ちょっと探してみたが、見つからない。

よく見ると、私が計算した紙片が講義ノートに付随して残っていることに気がついたが、それがまた私がはじめから書いたにしてはあまり私らしくはない。私ならたぶんもっと泥臭くにしか書けないはずだ。どこかの文献を参考にして書いたのであろうか、それにしてもそれがどこから来たのかいまではわからない。しかたがないので、一応その個所は昨日はコメントアウトして講義ノートから削除したのだが、やはりこの事項を入れておいた方がよさそうである。

そのことの説明を入れする必要を感じたために小川は講義ノートに「位相速度と群速度」という用語だけ書いておいたのだろう。それで追加の記述をするか、それともその記述を削除すべきなのか悩んでいる。

編者注として追加することも考えられるが、もし後で小川の講義ノートにその記述を見つけたら、ちょっと私としてはバツがわるい。というようなことで悩んでいる。