行った。武谷三男の著作目録(第5版)の作成で二つだけ私の所有もしていないし、一度も見たこともない書籍があるので、それを国会図書館から借りだせないかという依頼に行った。調べてもらった結果では二つとも借りだせることが分かった。もっとも図書館の管内での閲覧しか許されない場合も起こり得るが、それは別にかまわない。
著作目録をつくるときにNDLの電子データだけではなく、実際に現物にあたって確認をして著作目録をつくるという、「つまらない」主義をもっているからである。
発行年月日など電子データでは発行の年月しか記載していないが、発行日まで書籍に印刷してあればそれにこだわるというつまらないところにこだわりをもっている。
それでもすべての著作を全部自分で確認したかと問われれば、ちょっと危ういところもある。子供用の学習百科事典を二つほど武谷は星野芳郎さんと書いているのだが、それを上野にある、国会図書館の子供館だったかに確認に行った覚えがある。
この図書館に所蔵してあったからである。他には石川県県立図書館だったかが所蔵していたと記憶するが、それのコピ―までは請求しなかった。
国会図書館の資料のデータは詳細である。もしこの著作目録ができれば、そのつぎには資料データの目録をつくることが仕事として残っている。そしてできれば、それらを全部コピーして武谷三男の全般にわたる全集を編む資料とできればいいのだがと思っている。
吉本隆明さんなどはその全集をどこの出版社だったか忘れたが、社運をかけて発行するという。その費用は約2億円と評価されていた。
これでは全集などおいそれとはどこの出版社でも発行できそうにはない。武谷はそういう気のいい編集者とか出版人に出会っていない。吉本隆明さんも優れた哲学者・詩人であろうが、武谷三男も優れた物理学者であり、科学者であったと思う。
吉本さんの場合には彼に強い関心を寄せる、一人の編集者がおられるということが、吉本さんの全集が発刊される理由になっているらしい。
著作目録をつくるときにNDLの電子データだけではなく、実際に現物にあたって確認をして著作目録をつくるという、「つまらない」主義をもっているからである。
発行年月日など電子データでは発行の年月しか記載していないが、発行日まで書籍に印刷してあればそれにこだわるというつまらないところにこだわりをもっている。
それでもすべての著作を全部自分で確認したかと問われれば、ちょっと危ういところもある。子供用の学習百科事典を二つほど武谷は星野芳郎さんと書いているのだが、それを上野にある、国会図書館の子供館だったかに確認に行った覚えがある。
この図書館に所蔵してあったからである。他には石川県県立図書館だったかが所蔵していたと記憶するが、それのコピ―までは請求しなかった。
国会図書館の資料のデータは詳細である。もしこの著作目録ができれば、そのつぎには資料データの目録をつくることが仕事として残っている。そしてできれば、それらを全部コピーして武谷三男の全般にわたる全集を編む資料とできればいいのだがと思っている。
吉本隆明さんなどはその全集をどこの出版社だったか忘れたが、社運をかけて発行するという。その費用は約2億円と評価されていた。
これでは全集などおいそれとはどこの出版社でも発行できそうにはない。武谷はそういう気のいい編集者とか出版人に出会っていない。吉本隆明さんも優れた哲学者・詩人であろうが、武谷三男も優れた物理学者であり、科学者であったと思う。
吉本さんの場合には彼に強い関心を寄せる、一人の編集者がおられるということが、吉本さんの全集が発刊される理由になっているらしい。