物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

5次以上の代数方程式

2016-05-17 13:10:36 | 日記
は代数的に解けないということは知られている。

しかし、その証明はどういうものか私は知らない。そういう説明をした本は日本でも何冊か出ているらしいのだが、あまり関心がない。

ところが3次の方程式はその解は因数分解の公式を用いて解けることは知っている。その延長線上にあるような4次の方程式を解く公式を導くことをある高校の先生が「数研通信」に寄稿していた。読んだのだが、あまりよくわからなかった。

それとは別に金重明さんという作家の方が、「娘に語るガロア理論(?)」(岩波書店)とかいう本を出版されている。先日、その本を図書館の開架図書で見かけたので「はしがき」だけを立ち読みしてみた。

金さんは在日の方なので日本語が母語でハングルは外国語として学んだと書いてあったが、日本語で読んだガロア理論の本は理解できなかったが、韓国に留学して読んだ韓国語のガロア理論の本は理解できたということで、ガロア理論を中学生の娘に説明するというスタンスで書かれた本のようである。金さんは作家であるのに、数学が得意な方のようである。もっとも作家は数学を不得意なだどと決めてかかるのは私の偏見だろうか。

およそ代数方程式を解くとか、5次以上の代数方程式が代数的に解けないなどということにはあまり関心がないのだが、そういうことを説明した金さんの本を読んでみてもいいかなと考え始めている。

とはいってもやはりあまり食指が働かないのは私の性行からいってしかたがないが、普通の理系で数学とかが得意な方々なら、当然知っているようなことを知らないのも教養に欠けるかもしれない。

いまさらこの年になって教養に欠けるもなにもないものだが、死ぬまでにそういうことを知るのも悪くはないかなどと思っている。だが、実際にその本を図書館で借りて読むかどうかは自分でもわからない。

6巻5号の編集

2016-05-17 11:16:07 | 日記
が終わった。「数学・物理通信」の編集である。もっとも6月に発行予定のものであるから、まだ6月までは手元においておくのだが。6巻4号ももちろん発行していないが、これはすでに編集済である。

それに6月には6巻6号までの発行を予定している。最近投稿があった論文が30ページくらいなので、6月中に6巻6号には収録できないからさらに6巻7号まで発行するかもしれない。

もしそうなると、6月中に4つの号を発行することになるが、こういうことになるとすれば、いままでに類のないことになる。

だが、編集自体は一つの論文で一号を占める場合には面倒なことはない。論文がどしどし投稿されるということは編集者としてはこんなにうれしいことはない。

私たちの「数学・物理通信」は一号が約30ページという目安をもっているので、その制約内にはいればどうってことはない。メールで配布するサーキュラーなので、何ページになってもいいようなものだが、やはり30ページという制約はつけておきたい。

そこらへんが印刷して配布したり、市版したりする雑誌とはちがう。