物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

私の考えることは

2017-11-03 10:56:10 | 科学・技術

ちょっと変なことがある。これは誰もそういうことを言ったことがないのだが、「推測科学史」という概念を提唱したことがある。これは実証的な科学史ではない。普通の科学史は実証的でなければならないから、「推測科学史」という用語は実はナンセンスかもしれない。

だが、教育という観点からみたら、「推測科学史」という観点が必要なのではないかという荒唐無稽な考えである。実はそういうことを言ったら、著者の朝永さんに失礼なのだろうが、私は推測科学史の一番いい例としては朝永振一郎著『量子力学』I, II(みすず書房)ではないかと思っている。

ということで、私の「推測科学史」の考えをご理解いただけであろうか。


資料集?

2017-11-03 10:36:22 | 日記

数学教育関係の「資料集」とでもいうべきものを構想している。これは私が愛数協の「研究と実践」とか、サーキュラー「数学・物理通信」とかで書いて来たエッセイを集めてそれらを残しておきたいという気持ちから、どういう形なら残すことができるかを考えている。

数学教育に役立つとも言えないが、私の構想しているようなものは、どこにもない。ある意味では「資料集」だろうが、そんなあまり正体のわからないものを構想している。数学教育関係なら、もっと体系的なものが要求されるのだろう。まだ連続に続いた直線の中の一部にポツポツとほんのごくの少数点をうったくらい感がする。

以前には、『数学散歩』というタイトルの本を出したりしたが、いまさらそういうモノでもないと思いはじめている。要するに気楽な読み物でもなかろうという気がし始めた。だから「資料集」という構想なのだ。それが役立つのかと言われれば、役立つとまで断言できないのが悔しいところだ。