のエッセイのシリーズ2に現在、筆を入れている。これは前に書いたエッセイを改訂して、数学・物理通信に載せたいからである。もちろん、このシリーズのエッセイはいまのところシリーズ3まで予定されている。もっともこのシリーズ3はまだまったくパソコン入力してはいない。
すぐにこういうふうにシリーズになってしまう。別にそういうふうにしたいと考えたことではない。自然にそういうふうに自己発展してしまうのである。よく作家さんが自分で登場人物を設定するのだが、途中から小説中の人物が一人で動き出してしまうなどと書いていたりする。それをそういうことなどあるものかと疑っていたが、それに近いことが自分に起こるとは思ってもいなかった。もっとも私の場合には別に大したことではないので、そんなに窮屈になることはない。
話は急に変わるが、先日数学・物理通信の共同編集者である、N さんを訪ねたとき、彼は級数の収束するかどうかを調べる収束半径という概念がどういうところから出てきたのか最近分かったとか言われていた。それでそういう話を早速まとめて書いて下さいとお願いをしておいたのだが、むしろ私が聴き取りに彼のところへ出かけて書きとる方が早いのではないかと思い出している。もっとも私はこの手の話はまったくわかっていないので、すこし予備知識を自分で用意した方がいいのかなと考え出している。