を観測したと新聞やテレビのニュースで見たが、その解説が1日か2日前の朝日新聞に出ていた。超新星爆発のときにもしか爆発する恒星の質量が太陽と比べて数百倍の大きさならば、爆発が起っても芯のところに大きな質量が残り、それがブラックホールとなる。ところが爆発を起こす恒星が太陽の質量の数倍くらいの小さいものであれば、それは中性子星となる。中性子星からは電磁波とか光とかも出てくるので、単に重力波だけのものよりも観測ができやすい。
でもでてくる重力波はブラックホールからのものよりも弱いので、もし遠くの恒星が爆発を起こしたのたのならば、観測が難しかったであろう。ところが幸いなことに地球から1.3億光年しか離れていなかったので、今回は重力波も光や電磁波も観測できたということらしい。
先回の人類の歴史上はじめての重力波の観測は地球から10億光年以上離れたかなり遠いところからの重力波であったが、ブラックホールの合体は太陽の質量の8倍から36倍も大きかったので、重力波が観測できたということらしい。
超新星爆発のときに金のような重い元素がつくられると星の進化の研究から予想されていたが、そういう光のスペクトルが観測されたということも報道されていた。普通には鉄より重たい元素は恒星の中ではつくれないとか読んだ気がするが、もうそれも確かではない。