物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ペリーさん

2017-11-30 18:39:12 | 日記

このペリーさんは元のアメリカの国防長官だったという。つい先だってNHKのテレビで沖縄を訪問されたのを見たばかりである。

そのときにアメリカ人としては珍しく、基地を沖縄からどこかへ移すことを本気で模索したとかいうような話があったと思う。日本のそれも沖縄の辛さを知っていてどうにかしたいとその方策を考えたが、うまく行かなったらしい。

そのペリーさんが朝日新聞のインタビュー「どうする北朝鮮問題」に答えていた。彼にもいいアイディアはないらしが、「それでも外交努力をしなければ、うまい方法にもたどり着けない」と言っている。そうだろう。

ペリーさんは「いまは対話のときかそうではないのかは議論があるところです」という。しかし、「議論の余地がないのは、『いまは核戦争をするときではない』という点です」という。これは多分確かであろう。だが、だれもどうしようもないと考えているのはまずい。

こういう人がアメリカの国防長官をした人にいたのだ。ペリーさんは幕末に日本に来たペリー提督の末裔だという。また本来彼は数学者だという。

冷静に見つめる目がすごいと思う。1927年の生まれだというから、いま90歳だろう。私よりも12歳も年上である。


Il faut en rire

2017-11-30 13:00:08 | 日記

Il  faut en rire (イル フォー アン リール)とは「笑わなくてはならない」ということだろうか。Ilはフランス語の「彼は」にあたる語であるが、もちろんフランス語の代名詞 Il は男性名詞なら、なんでもIlで受けることができる。

もっともこの場合の Il は「非人称用法」であり、英語でいえば it にあたる。時間や天候をいうときに、Il est sept heures(イル_エ セット ウール)といえば、7時だということであり、Il fait beau (イル フェー ボー)といえば、天気がいいことである。雨は降るとは Il pleut(イル プリュ)というし、雪が降るなら、Il neige (イル ネジュ)という(注)。

もちろん、シャンソンの「雪が降る」ではTombe la neige(トーンブ ラ ネジュ)と歌われる。このときにはIl neigeと歌われてはいない。

ちなみに「雪が降る」の歌の歌詞にはTombe la neige ! Tu ne viendra pas ce soir. (トンブ ラ ネージュ、テュ ヌ ヴィアンドラ パ ス ソワール)と続く。日本語の歌詞では「雪は降る、あなたは来ない」と歌われる。

このviendra(ヴィアンドラ)はvenir(ヴニール:来る)形としては、単純未来だと思が、来ないという現在の状態ではなく、推量の意味があるのだろう。 

先日のNHKのE テレのフランス語講座ではmelancholi(メランコリ)という言葉が好きだというフランス人がおられた。人の感じ方はいろいろと思わされた。

(注)Il est sept heureと書いてheuresとは書いていなかった。ここに複数を示すsが必要な気がしたが、そのままとしていた。ところがNHKの「毎日フランス語」の講座でやはりIl est une heure(イレ ユヌ ウール)「1時です」以外では複数の s が必要と最近学んだので、s を今日(2017.12.13)つけ加えた。要するに何回学んでもそういう細かいことを私は気にしていないということの証である。何と頭が雑なことだろうか。