の "Modern Analysisi" (Cambridge University Press) をほとんど開けて調べたことはないが、ペーパーバンドの本をもっている。ところが私の上司のA教授が定年のときに, それの大きな版形の本をを私に記念にくださった。恐縮する私にこの本は本当の版ではなくて、戦争中の上海版かなにか海賊版だと明かしてくれた。
それで私は二つの"Modern Analysis"をもつことになった。実際にはいままであまり参照したことはないが、このWhittacker and Watsonの本をもっていることはSchiffの量子力学の中で参考文献として挙げられていたからである。
大学の学部4年生のときにこSchiffの本の輪講を研究室でしてもらったが、それからあまりこのSchiffの本を参照したことはない。私が工学部に勤めたので、あまり正統な量子力学を講義する機会がなかったからである。
大学時代の友人でその後に原子力関係の会社に入った I 君などはSchiffの本をなめるように徹底的に勉強したなどと称していたのだけれども。