物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

女性の州政府首相

2018-02-02 12:29:20 | 日記

ドイツのラインランド・プファルツ州はいま女性の首相らしい。これは朝日新聞の多和田葉子さんの「ベルリン通信」という記事で知った。

ことは多和田さんがラインランド・プファルツ州からカール・ツックマイヤー・メダルを受賞したことから、彼女が受賞のためにマインツに出かけたことから話が始まっている。

このカール・ツックマイヤー・メダルの賞は白ワイン30リットル入りの樽をもらえるという。そして生涯にわたって毎年一ダースの白ワインをもらえるという。うらやましい話だが、多和田さん個人はあまり飲めない人だという。

ドライヤー首相が女性首相その人だという。フランスの国境に近いトリア市にドライヤー首相は住んでいる。トリアといえば、ポルタ・二グラというローマ時代の市門で有名なところである。私も2,3回ここに行ったことがある。

私の好きなモーゼルワインで有名なモーゼル河の上流にある都市がトリアである。ここはカール・マルクスの生まれた町であり、彼の生家が残っている。

いま、ドイツの総選挙後、CDU・CSUは議会で多数をとったのだが、絶対多数ではなかったので、政権打ち立てることができていない。それで連立を画策したのだが、上手くいかなかった。それで一度連立から離れたSPDにもう一度話が帰ってきた。今度はこのドライヤーの「いまは(SPDが)野党にあるというロマンチシズムに溺れているときではない(カッコ挿入は筆者による)」という発言をきっかけとして、SPDが連立政府の交渉に入っている。

選挙後4ヵ月も政府をつくれないという経験はドイツでもなかったろうが、今後がどうなるのだろうか。


入試問題のミス

2018-02-02 12:11:28 | 日記

大阪大学で物理の問題でミスが見つかって、昨年末に問題となったが、今度は天下の京都大学で同じ物理の問題でミスが見つかった。それで不合格となった人は数十人に及ぶとかで大騒ぎである。

こういう場合にどうしたらいいのかの方策などはあらかじめ考えることはできない。見つかった段階で真摯に対応するしかないのであろう。それにしても大阪大学も京都大学も同じ音波の問題であったことは何か示唆するところがあるのかもしれない。

新聞にも音波の取り扱いをするときの考え方が二つあるとあった。それが指摘されたということはいいことだが、なかなか今までも理解が深まっていないということだろう。

それとはまったく別だが、謝罪会見をした K さんとは面識はないのだが、インターネットを通じての知人であり、たまたま入試担当の副学長だったということでその責任と結果の重大さに心を痛めておられることだろう。

これは何人もの優秀な物理学者の目を通り抜けた入試問題の誤りなどというのは不可抗力とも思えるが、世界で一番公正とも言われる、日本の大学の入試の問題のことである。なかなか難しい。

しかし、ひとつだけこれからの心がけとしてできるだけ一つだけのモノの見方ではなく、複数のモノの見方ができるように心がけていくことが思わぬミスを防止する方策かもしれない。

私もいろいろなモノの見方をすることを心掛けてきたが、まだまだ心がけが足りないようである。