マトリックス力学を朝永の『量子力学』I(みすず書房)で学んだと思うのだが、それから遠ざかっていたので、もう今では全くわからない。そういう状態であるので、現在ちょっと新鮮な思いで学ぼうとしている。
もっともなかなかマトリックス力学がどういう話だったか思い出さない。ということはまったく昔もわかっていなかったのだろう。もっとも以前につくったノートもあってそれをカードに記録をとっている。梅棹忠夫さんが岩波新書『知的生産の技術』で京大型カードと呼んだカードである。
ということで現在まだマトリックス力学を真剣に学ぶところまではいっていないが、角運動量の理論と合わせて再度見直す時期だと思っている。数学に関心をもっている人のサイトとかブログでこれに関心を寄せている人があり、その人がもうマトリックス力学が一つすっきりしないと書いてあるところがどういうことなのかわかりたいと思ったが、昨日チラッと見たところではわからなかった。
この人は多分女性だと思うのだが、その性別は明らかではない。別にこういう疑問を女性がもっても男性がもっても性別には関係ないが、そういう人も居られるということである。